「WISDOMTREE XRP FUND」のS-1書類提出
米資産管理会社のWisdomTree(ウィズダムツリー)は2024年12月2日に、仮想通貨XRPの現物ETFとなる「WISDOMTREE XRP FUND」のS-1書類を米国証券取引委員会(SEC)に提出しました。
WisdomTree(ウィズダムツリー)は、世界を代表するETF提供会社の1社であり、米国株式・債券・通貨・オルタナティブ商品など様々な資産クラスを投資対象としたETFを幅広く展開している他、ビットコイン現物ETFである「Wisdomtree Bitcoin Trust」も提供しています。
ウィズダムツリーは先月末にアメリカ・デラウェア州で「WISDOMTREE XRP FUND」と呼ばれる信託法人を設立する申請を行なっていましたが、今回はETFの上場申請で特に重要とされるS-1書類が提出されています。
S-1申請書は、ETFの構造・投資目的・運用方法・リスク要因・手数料などの詳細情報を記載したものであり、上場先・カストディアン・ティッカーなどの各種情報も記載されています。
WISDOMTREE XRP FUNDの上場先は「Cboe BZX Exchange」とされていますが、ティッカーやカストディアンの欄は記事執筆時点で空欄になっています。
一連のニュースでXRP価格は400円を突破
米国ではここ最近でXRP現物ETFの申請書類が続々と提出されていて、これまでには「Bitwise、Canary Capital、21Shares」などからもXRP ETFに関連する申請書が提出されています。
XRP現物ETFの申請が続いている背景には「2024年の米大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利したこと」や「米SECのゲイリー・ゲンスラー委員長が2025年1月20日に退任すること」などがあると考えられており、今後はXRP関連の投資商品がさらに増えていく可能性があると期待されています。
また、最近ではRipple(リップル)社の米ドル連動ステーブルコインである「RLUSD」が近日中にリリースされる可能性があることなども報じられているため、一連のニュースを受けてXRP価格も高騰し続けています。
XRP価格は記事執筆時点で400円を突破しており、価格上昇率は過去7日間で87%、過去1ヶ月間で436%に達しているため、XRPのさらなる成長にも期待が高まっています。
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Souce:SEC提出書類
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用