ジョン・マカフィー:ライブ配信でBitfi Walletハッキングの誤解を解く

by BITTIMES   

John McAfee(ジョン・マカフィー)氏とBitfiのCEOであるDaniel Khesin(ダニエル・ケシン)氏は、最近話題となっていた「Bitfi Wallet」に関する議論を公の場で行うためにライブストリーミングを行いました。彼らは同社のウォレットがハッキングされていないことを強調した上で、その理由や製品の安全性について説明し、ユーザー自身が自らの資産を守るために必要なことなどについて語りました。

こちらから読む:Bitfi Walletをハッキングしたと自称する15歳の少年

「Bitfi Walletはハッキングされていない」John McAfee

セキュリティー専門家であるマカフィー氏は、依然としてBitfiウォレットが仮想通貨業界における最も安全なウォレットであることを保証しています。同氏は「Bitfi wallet」の中のビットコイン(BTC)を"実際に取得した"人物はいないため、デバイスはハッキングされていないという立場を維持しています。ハッキングに成功したと自称する人物たちは、Bitfiのデバイスをビデオプレーヤーに変えたり、単にルートにアクセスしたりすることだけだったといいます。

「Bitfi Wallet」の強固なセキュリティに自信があることを以前から語っていたマカフィー氏は、ユーザーの資金が安全に保管できる方法が見つからない限りは『仮想通貨が一般的に広く受け入れられることはない』と考えています。彼が『ハッキング不可能なウォレット"Bitfi Wallet"』を支持しているのはこれが主な理由にあたります。

マカフィー氏は「Bitfi Wallet」のハッキングに成功したというニュースを見た時の感想について、『素晴らしいと思った』と説明しています。その理由としては、彼自身の仕事がウォレットを販売することなので、これらの報道が良い宣伝になったということを述べています。

実際に今回の報道によって、より多くの人々が「Bitfi Wallet」の存在やそれらの報酬プログラムがあることを知ったのは事実です。今回の騒動が一旦落ち着きつつある今、マカフィー氏は自分のしなければならないことは「ウォレットがハッキングされたというメディアの報道を読んでいるユーザーを落ち着かせることだ」と語っています。

今、私はウォレットがハッキングされたというメディアの報道を読んでいるユーザーを落ち着かせなければなりません。

実際にはハッカーはお金を獲得してはいませんでした。
Bitfiのシステムのインフラストラクチャにはハッキングされるデータはありませんし、ユーザーにとって重要なデータが格納されているメモリもありません。

ハッカーはrootアクセス権は持っていましたが、ハッキングを行うことはできません。

セキュリティーについて学ぶことの重要性

security-red

BitfiのCEOであるダニエル・ケシン氏は、他社のウォレットについて「毎週または毎月のアップデートが行われており、マルウェアがないということを信頼する必要がある」と指摘しています。ユーザーがどれだけきちんとアップデートを更新し続けたとしても、コンピュータにはマルウェアが存在する可能性があります。

また同氏は、「人々はBitfiがまだ設立されて間もない企業であることを忘れていると思う」とも述べており、「私たちの製品は完璧ではありません」と説明しています。しかしケシン氏は「どのようなプロセスでも改善したいと思っている」と語り、「我々は故意に顧客を危険に晒すことは決してない」と強調しました。

ケシン氏は、ほとんどのユーザーは秘密のフレーズを設定する際に、デバイスのセキュリティーについて学ぶべきだと述べており、「映画のセリフや歌の歌詞のような有名なフレーズを使用しないことは非常に重要である」と説明しています。

最終的に彼らは、Bitfiが常にデバイスやユーザーにとっての脅威となる存在を排除するために全力で取り組んでいることを強調し、「Bitfi Wallet」の安全性について次のように説明しました。

哲学的な問題を探求することは、私たちにとって重要なことではありません。
私たちにとって本当に重要なことは、真の脅威を探究することです。

秘密鍵を格納しているデバイスでは、ユニット自体や紙を盗難される可能性があることが非常に重要な問題となります。BitFiを使用すると紙でバックアップを取ることがないため、このようなリスクを排除できます。これははるかに安全な環境となります。

「Bitfi Walletのハッキングに成功した」という報道によって、多くの人々がハッキングが実際に成功したと考えていますが、実際の所はその証拠となるものは無いようです。今のところ成功報酬となる25万ドル(約2,750万円)を手にした人物はいないため、マカフィー氏が言うように『ハッキングに成功した』ということにはならないと考えられます。

本当にハッキング可能なのであれば、それらの賞金を手にする人物が現れるのは時間の問題だと考えられますが、前回の報道からおよそ1週間が経過した現時点では、そのような報告はされていません。これだけの注目を集めた上で、本当にハッキングできる人物が現れないのであれば、Bitfi walletのセキュリティへの信頼度は相当なものになるでしょう。

Bitfi Walletの特徴などは以下の記事で紹介しているので、興味のある方はこちらも合わせて読んでみると良いでしょう。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

CARDANO(ADA):ハードウェアウォレット「Trezor Model T」で保管可能に

CARDANO(ADA):ハードウェアウォレット「Trezor Model T」で保管可能に

「1BTC or 1ドル」貰うならどっち?米大学生アンケート、圧倒的な結果に

「1BTC or 1ドル」貰うならどっち?米大学生アンケート、圧倒的な結果に

Braveブラウザ「原因不明の仮想通貨流出との関連性」についてコメント

Braveブラウザ「原因不明の仮想通貨流出との関連性」についてコメント

ジョン・マカフィー:仮想通貨取引所に「シャドートレード機能」を追加

ジョン・マカフィー:仮想通貨取引所に「シャドートレード機能」を追加

360°VRのNFTギャラリー「PROJECT EMOTION」開催へ|参加クリエイターも募集

360°VRのNFTギャラリー「PROJECT EMOTION」開催へ|参加クリエイターも募集

総合格闘家の朝倉未来氏「FAMEトークンの公式アンバサダー」に就任

総合格闘家の朝倉未来氏「FAMEトークンの公式アンバサダー」に就任

注目度の高い仮想通貨ニュース

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

仮想通貨を保有するだけで増える「ステーキング対応のおすすめ取引所」税金に関する注意点も

仮想通貨を保有するだけで増える「ステーキング対応のおすすめ取引所」税金に関する注意点も

【年利最大9%】ソラナ(SOL)をステーキングで増やす方法|画像付きで解説

【年利最大9%】ソラナ(SOL)をステーキングで増やす方法|画像付きで解説

【年利40%以上】フレア(Flare/FLR)をラップ&デリゲートで増やす方法|画像付きで解説

【年利40%以上】フレア(Flare/FLR)をラップ&デリゲートで増やす方法|画像付きで解説

シバイヌDEX「ShibaSwap」の使い方|流動性提供の方法などをまとめた解説動画公開

シバイヌDEX「ShibaSwap」の使い方|流動性提供の方法などをまとめた解説動画公開

各種仮想通貨を「Shibarium基盤BONE」に簡単交換|ガス代補充機能の使い方を解説

各種仮想通貨を「Shibarium基盤BONE」に簡単交換|ガス代補充機能の使い方を解説

‌NFTマーケットプレイス「Magic Eden」とは?機能や使い方などを解説

‌NFTマーケットプレイス「Magic Eden」とは?機能や使い方などを解説