ゴールドマンサックスCEOビットコインに対して「好意的発言」
ゴールドマンサックス CEO Lloyd Blankfein(ロイド・ブランクフェイン氏)がビットコインについてコメントしたツイートが話題を読んでいます。彼は、
「ビットコインについてはまだ考え中です。結論は出ていません。否定も肯定もしていません。ただ紙幣が金にとって変わった時も、人々は懐疑的だったことも知ってほしい。」
と発言しました。
Still thinking about #Bitcoin. No conclusion - not endorsing/rejecting. Know that folks also were skeptical when paper money displaced gold.
— Lloyd Blankfein (@lloydblankfein) 2017年10月3日
否定も肯定もしていないと話していますが、紙幣の歴史をあえて強調することで、直接的ではありませんが、ビットコインを肯定していると考えられます。
彼はゴールドマンサックスCEOという立場上、Twitterの発言でも市場に大きな影響を与えます。
現に彼はこれまでに 19回しかツイートしておらず、今回も直接的な「肯定」を極力避けた発言に感じられます。
ゴールドマンサックスは肯定のポジション
現にゴールドマンサックスは、株式などと同様にビットコインを金融商品として取り扱うために取引所業務を本格的に検討し始めているニュースも出ています。
先日、JPモルガンはビットコインに対して「否定派」のポジションを取っていましたが(この否定はやや問題がありました…)
ゴールドマンサックスは、CEOの発言、実際の業務計画からも「肯定派」のポジションを取っています。
ビットコインを金融商品と捉えているヘッジファンドはすでに 70を超えると言われており、多数の投資家顧客を抱えるゴールドマンサックスも、いよいよその存在を無視できなくなったと考えるのが自然です。
ビットコインはその期待度の高さ、ボラティリティの高さから、「現物」を取り扱うだけでも大きな利益を上げられる金融商品であり、さらに先物・ETFなどの金融派生商品が誕生すれば、ヘッジファンドとして多額の利益を生み出す可能性があります。
市場に影響を与えるポジションから、直接的な発言は今後も無いと思われますが、「どのような動きをするのか?」を観察すれば、彼らの「ビットコインに対する立ち位置」は明確に見えてくると思います。
今後も大手ヘッジファンドや銀行のビットコイン関連の動きは見逃せません。
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