分散型アプリケーション(DApps)のリリースが続くトロン(Tron/TRX)は、現在「1億件」を超えるトランザクションを処理しています。急速に取引量を増加させているTRONは時価総額ランキングでも10位にまで上がって来ており、過去の記録を塗り替え始めています。
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急成長を後押しする「分散型アプリケーション」
トロン(TRON/TRX)のCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、2018年12月16日にTwitter上でTRONのネットワークワーク上で1億回を超える取引が行われていることを報告しました。サン氏の投稿には、TRXブロックエクスプローラのリンクも掲載されており、実際に1億のトランザクションを処理したことが記されています。
TRONは今日、1億トランザクションに達しました。
TRONネットワーク上での取引量増加の大きな要因の一つとしては、分散型アプリケーン(DApps)があげられるでしょう。TRONネットワーク上で人気の高いDAppsの内の8つはギャンブル系アプリケーションであり、プレイ回数を順調に増やしています。
その最も顕著な事例はリリース直後に1万プレイを記録した「TRONbet」であり、WEBサイトでは1,000万を超えるTRXトークンが支払われていると伝えられています。また「TronDice」と呼ばれるもう1つのDAppsも順調に成長しており、このアプリも同様に取引量の増加に貢献しています。
最近ではTRONネットワークの分散型取引所(DEX)である「TRX.market」も話題となっています。2018年12月18日時点では3種類のTRC20トークンと6種類のTRC10トークンが取引可能となっています。TRONネットワーク上の仮想通貨を取り扱うこれらの取引所も今後のTRX取引量をさらに増加させる大きな要因の一つになると言えるでしょう。
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1日のトランザクション数は「300万回」を記録
ジャスティン・サン氏は、TRXのトランザクションが1億を超えるまでに僅か173日しかかからなかったことを付け加えています。一日の取引量も順調に成長しており、2018年12月16日時点では一時的に取引量が300万回を突破したことも報告されています。
先月末の時点での1日あたりの取引量は「184万回」だと報告されているため、半月で取引量が2倍に増加していることがわかります。一人のTwitterユーザーは、時価総額ランキングトップの仮想通貨の取引量とTRXの取引量を比較した上で、『力のバランスがシフトしている』と報告しています。このユーザーによると、
・リップル:1,650,000回
・イーサリアム:1,340,000回
・ビットコイン:490,000回
・ステラ:404,000回
・テザー:15,000回
だとされており、トロンの300万回が圧倒的な取引量であることがわかります。
サン氏は、先月末にTRONの業績が12月に「400%」成長すると語っており、80種類のDAppsがリリース予定であることも報告していました。2018年12月17日時点では「39種類」のDAppsが立ち上げられていると伝えられているため、開発が問題なく進んでいくのであれば、残り半月で約40種類のDAppsがリリースされる可能性があります。
2019年1月に開催される「niTROn SUMMIT 2019」に向けて、今後もTRONは急速に成長を続けていくと予想されます。
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トロン(Tron/TRX)の価格|2018年12月18日
トロン(Tron/TRX)の価格は、先日17日21時頃からその他の仮想通貨と同様に上昇し始めており、2018年12月18日時点では「1TRX=1.60円」で取引されています。