ビットコインの「フルノード機能」搭載!ブロックチェーンスマホの最新機種を発表:HTC
ブロックチェーンスマートフォン「Exodus(エクソダス)」を開発している台湾のスマホ・携帯電話メーカー「HTC」は、最新機種となる「Exodus 1s」を発表しました。この新しい機種は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)のフルノードを立てることができると報じられています。
こちらから読む:マイニング機能搭載スマホが登場「スマートフォン」関連ニュース
ブロックチェーンスマホ「Exodus 1s」発表
HTCが新しく発表したブロックチェーンスマホ「Exodus 1s」は、ビットコイン(BTC)のフルノードを立てることができると言うことが複数のメディアで報じられています。
フルノード(Full Node)とは
フルノード(Full Node)とは、トランザクションデータをすべて所有しているノードのことであり、すべてのトランザクションデータを検証に用いることで、仮想通貨ネットワークのセキュリティを高く保つ役割を持っています。
全ての取引情報をダウンロードするフルノードは取り扱うデータの容量が大きいため、データ管理や維持に手間がかかるというデメリットがありますが、その一方では「プライバシー保護性能が高い」ことなどのメリットも備えています。
マイナー(採掘者)もブロックやトランザクションの検証を行うため、フルノードと混合されがちですが、フルノードは検証作業のみを行うため報酬を受け取ることはできません。
「自由な世界」を実現する次の一歩
HTCのPhil Chen(フィル・チェン)氏は『私たちはこれが分散型インターネット全体の基盤であり、基本的な前提であると考えている』と語っており、ユーザーが自分自身て秘密鍵を保持することができた「Exodus 1」に続き、今度はフルノードを立てれるようにすることによって、"自由な世界"を実現することへと突き進んでいることを説明しています。
「Exodus 1s」はこのフルノードを立てることができるようになっているため、ユーザーはほかのノードに頼ることなく自分でデータの検証を行うことができます。
デバイスの正式な発売時期は7〜9月頃を予定していると伝えられており、価格は今のところ未定ではあるものの250ドル〜300ドル(約27,000〜33,000円)程度になると伝えられています。
ブロックチェーンスマホの販売台数は、当初予想されていたよりもやや少ない状況にあるということが報告されていますが、今後も新たな機能が搭載され、さらなる改善が続けられていけば、ユーザー数も増えていくことになるでしょう。
ブロックチェーンスマホに関する記事はこちら
ビットコイン(BTC)などの購入は豊富な仮想通貨を取り扱っている仮想通貨取引所Coincheckからどうぞ。