リップル(XRP)価格高騰!Coinbase「規制厳しい」NY州で取引サービス提供へ
アメリカを本拠とする大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は、厳しい規制を理由にこれまで取り扱う暗号資産が限られていたニューヨーク州でリップル(Ripple/XRP)が取引できるようになったことを発表しました。この発表を受けてXRPの価格は過去24時間で「23.5%」高騰しています。
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ニューヨーク州で「XRP」の取引が可能に
アメリカを拠点に世界53カ国向けに仮想通貨取引サービスを提供している大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」は、ニューヨークに住む人々が同社のサービスで仮想通貨エックスアールピー(XRP)を取引できるようになったことを2019年5月13日に発表しました。
XRP (XRP) is now available to Coinbase users who are New York residents. New Yorkers can now log in to buy, sell, convert, send, receive, or store XRP on https://t.co/bCG11KMQ6s or using our iOS and Android apps.https://t.co/5VE1WklrWo pic.twitter.com/Zp5odgaoHs
— Coinbase (@coinbase) 2019年5月13日
XRPは現在、ニューヨーク在住のCoinbaseユーザーでも取引することができます。ニューヨークに住む人々は「http://Coinbase.com」にログインするか、当社のiOS・Androidアプリを使用して、XRPを購入、販売、変換、送信、受信、保管することができます。
XRPが取引可能になったことによって、ニューヨークで取引可能な仮想通貨は、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・リップル(Ripple/XRP)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)
の6通貨となりました。
NYで「XRP取引」が可能になることの重要性
ニューヨーク州は米国で4番目に人口の多い州ではあるものの、仮想通貨には厳しい規制を定めているため、取り扱える仮想通貨の種類はその他の州に比べると限られていました。
アメリカでは、米商品先物取引委員会(CFTC)が「仮想通貨のデリバティブ」を監督しており、各州の規制当局が「仮想通貨の現物取引」を管轄しています。"金融の中心地"とも言われるニューヨーク州では「ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)」が仮想通貨関連サービスを提供するためのライセンスである「BitLicense(ビットライセンス)」を定めています。
このビットライセンスは日本の「仮想通貨事業者免許」のようなものですが、ビットライセンスを取得するための審査は非常に厳しいことでも知られており、仮想通貨関連のサービスを提供する企業もニューヨークを除いた地域でサービスを提供している場合がよくあります。
このような状況の中で今回「XRP取り扱い」がニューヨークでも可能になったことは非常に重要なことでもあるため、仮想通貨業界では今回の発表に注目が集まっており、今回の報道の後にXRPの価格は大きく上昇しています。XRPは今や国際送金だけでなく、個人間での日常的な送金などでも気軽に利用できるようになってきているため、今後も世界中で幅広く利用されていくことになると予想されます。
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2019年5月14日|エックスアールピー(XRP)の価格
エックスアールピー(XRP)の価格は本日14日の午前10時頃から大幅に上昇しており、午後17時時点では「1XRP=42.64円」で取引されています。過去24時間の上昇率は「23.4%」となっており、過去14日間の上昇率は「31.5%」となっています。