金融庁:仮想通貨関連の「事務ガイドライン」を一部改正|パブリックコメントにも回答

by BITTIMES

金融庁は2019年9月3日、「仮想通貨交換業者に関連する事務ガイドラインの一部改正(案)」に対して寄せられた、「一般の人々からの意見」と「それに対する金融庁の回答」などを公開すると共に、事務ガイドラインの一部を改正し、同日から適用を開始したことを発表しました。

こちらから読む:金融庁はBTC・Lightning Network支持者「国内ニュース」

ガイドライン改正点やパブリックコメントへの回答を公開

金融庁は以前に「仮想通貨交換業者関連の事務ガイドラインの一部改正(案)」公表し、2019年6月21日〜2019年7月22日にかけて一般の人々からのコメント(パブリックコメント)を募集していました。

今回の発表では『この募集で12の個人・団体から合計32件のコメントが寄せられた』と報告されており、それと同時に「寄せられたコメントの内容」や「それに対する金融庁からの回答」が公開されています。

「仮想通貨交換業者関連の事務ガイドライン」とは、資金決済法で規定されている項目に関する"具体的な方針"が記されたものであり、「金融庁が監督を行う上での着眼点」や「業者側が事務処理を行う上での留意点」などが書かれています。

金融庁に寄せられたコメントの一部

公開されたコメントの中には、以下に記しているような様々な内容のものがあり、金融庁側の回答と合わせて「PDFファイル」が公開されています。

  • DAppsで発行されるゲーム内トークンに対する規制はあるか?
  • 仮想通貨に該当する範囲を広くして、規制漏れが無いようにすべき
  • 仮想通貨に該当するかどうかの判断基準がわかりにくいので明確化してほしい
  • 取り扱う仮想通貨の適切性の判断は厳格に行うべき
  • "仮想通貨交換業者は投資家の側面も持っている"ということを考慮すべき
  • 仮想通貨取引所ユーザーに"マイナンバー登録"を義務づけることでマネロン対策になるのでは無いか?
  • 投資家保護のため、販売の機会は限定されるべき
  • 規制対象とならないICOが生じないように厳格な規制を求める

事務ガイドラインの改正点

また、本日から適用された「事務ガイドライン」の改正点としては、
ICOへの対応
・仮想通貨交換業者の該当性の判断基準
・取り扱う仮想通貨の適切性の判断
・仮想通貨流出リスクへの対応
などの項目が新たに追加されています。

金融庁は『今回の改正はこれまでの検査・モニタリングで把握した実体や問題点等を反映したものだ』と説明しています。

さらに今回の発表では、事務ガイドラインの改正に伴い、すでに公表されている「仮想通貨交換業者の登録審査に係る質問票」が改訂されたことも発表されています。

「寄せられたコメントの内容」や「金融庁からの回答」そして「具体的な改正内容」などについては以下に記載しているURLから公式発表をご覧ください。
>>「金融庁の発表」はこちら
>>「事務ガイドラインの改正内容」はこちら
>>「寄せられたコメント」と「金融庁の回答」はこちら
>>「仮想通貨交換業者の登録審査に係る質問票(改訂版)」はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

NFTレンタルプラットフォーム「RentaFi」Polygon Studiosと協業へ

NFTレンタルプラットフォーム「RentaFi」Polygon Studiosと協業へ

BINANCE US:上場予定の仮想通貨「30銘柄」を公開|ADA・XRPなども検討

BINANCE US:上場予定の仮想通貨「30銘柄」を公開|ADA・XRPなども検討

ビットポイント:ポリゴン(Polygon/MATIC)取扱いへ

ビットポイント:ポリゴン(Polygon/MATIC)取扱いへ

Huobi Japan:仮想通貨「レバレッジ取引サービス」提供へ

Huobi Japan:仮想通貨「レバレッジ取引サービス」提供へ

JVCEA:暗号資産の上場審査を簡素化「グリーンリスト制度・CASC制度」導入へ

JVCEA:暗号資産の上場審査を簡素化「グリーンリスト制度・CASC制度」導入へ

仮想通貨取引や決済の「消費税・所得税」免除する方針を発表:ポルトガル税務当局

仮想通貨取引や決済の「消費税・所得税」免除する方針を発表:ポルトガル税務当局

注目度の高い仮想通貨ニュース

ビットボット:飛躍の可能性を秘めた注目の次世代仮想通貨?

ビットボット:飛躍の可能性を秘めた注目の次世代仮想通貨?

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

仮想通貨決済のSlash「SVLトークンのエアドロップ」実施へ|対象者なども発表

仮想通貨決済のSlash「SVLトークンのエアドロップ」実施へ|対象者なども発表

GMOコイン:レバレッジ取引で「6銘柄」サポート|手数料無料キャンペーンも開催

GMOコイン:レバレッジ取引で「6銘柄」サポート|手数料無料キャンペーンも開催

Symbol活用のNFTDriveEX「アトミックスワップv1」リリース|SHIBもサポート

Symbol活用のNFTDriveEX「アトミックスワップv1」リリース|SHIBもサポート

Shibariumの新ミームコイン「DAMN」6倍以上の価格高騰を記録

Shibariumの新ミームコイン「DAMN」6倍以上の価格高騰を記録

MEWが価格調整を始め、スポットライトはSlothanaへ!

MEWが価格調整を始め、スポットライトはSlothanaへ!

シバイヌ(SHIB)提携のZAMA:新たな通信プロトコル「HTTPZ」を推進|暗号化時代の到来

シバイヌ(SHIB)提携のZAMA:新たな通信プロトコル「HTTPZ」を推進|暗号化時代の到来

ワールドコイン(WLD)独自のL2ブロックチェーン「World Chain」発表

ワールドコイン(WLD)独自のL2ブロックチェーン「World Chain」発表

環境に優しいブロックチェーン・プロジェクトeTukTuk、プレセールで300万ドル調達間近

環境に優しいブロックチェーン・プロジェクトeTukTuk、プレセールで300万ドル調達間近

K9 Finance DAO「ガバナンスプロセス」を発表|分散型運営の仕組みについて解説

K9 Finance DAO「ガバナンスプロセス」を発表|分散型運営の仕組みについて解説

仮想通貨ニュース週間まとめ「ADA・SHIB・BTC」などの注目記事

仮想通貨ニュース週間まとめ「ADA・SHIB・BTC」などの注目記事

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

ASTRも管理できる「Polkadot{.js}」のウォレット作成方法|画像付きでわかりやすく解説

ASTRも管理できる「Polkadot{.js}」のウォレット作成方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す