中国初の「ブロックチェーンETF」を申請:大手資産管理会社Penghua Fund
中国の資産管理会社「Penghua Fund(鹏华基金管理有限公司)」が、同国初ブロックチェーンETF(上場投資信託)である「Penghua Shenzhen Stocks Blockchain ETF」の申請を行なっていることが明らかになりました。
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中国巨額ファンド「ブロックチェーンETF」を申請
ブロックチェーンETFを申請している「Penghua Fund(鹏华基金管理有限公司)」は、800億ドル(約8兆7,000億円)の資産を管理している中国の大手資産マネジメント会社であり、「159の公的資金・10の国民社会保険投資ポートフォリオ・4つの基礎年金保険投資ポートフォリオ」を管理していると伝えられています。
中国証券管理委員会(CSRC)のウェブサイトによると、同社は現在「Penghua Shenzhen Stocks Blockchain ETF(Penghua深セン株式ブロックチェーンETF)」と呼ばれるETF(上場投資信託)の申請を行なっており、CSRCが現在審査中だとされています。
「Penghua Fund」が申請しているブロックチェーンETFは、ブロックチェーン業界の上場企業の株式バスケットに連動した投資信託となっており、承認された場合には"中国で初めてのブロックチェーンETF"になると伝えられています。
中国では今年10月に同国の習近平国家主席が「ブロックチェーン技術の導入に力を入れていく方針」を明らかにして以降、急速にブロックチェーンが普及してきており、今月24日には、中国の「深セン証券取引所(SSE)」がブロックチェーン企業50社の株価と連動したインデックスを立ち上げたことを発表しています。
「Penghua Fund」のブロックチェーンETFが承認されれば、その他の資産管理会社もこの動きに続く可能性も考えられるため、今後CSRCがどのような判断を下すかには注目が集まります。