SBIホールディングスは2020年10月28日に、同社子会社である「マネータップ株式会社」が「Ripple(リップル)社」から出資を受けたことを発表しました。マネータップ株式会社はRipple社の技術を活用したスマートフォン向けアプリ「Money Tap(マネータップ)」を提供しています。
こちらから読む:トヨタシステムズ、独自デジタル通貨で福利厚生「国内ニュース」
Ripple社との連携強化で「新サービス開発」を加速
SBIホールディングスは2020年10月28日に、次世代金融インフラを提供している同社子会社「マネータップ株式会社」がRipple(リップル)社から出資を受けたことを発表しました。
マネータップ株式会社は2019年3月に設立された企業であり、Ripple社が展開している国際送金ネットワーク「RippleNet(リップルネット)」を活用したスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を提供しています。
Money Tap(マネータップ)は、一般的な銀行口座番号に加えて「携帯電話番号」や「QRコード」で振込先を指定して様々な銀行に送金することができるだけでなく、「QRコード決済機能」なども備えており、PayPay(ペイペイ)やLINE Pay(ラインペイ)へのチャージにも利用することができるようになっています。
マネータップは今回の出資を受けて「Ripple社」との連携をより一層深め『少額集金サービスや法人支払い機能、地域通貨Pay、海外送金サービス、インバウンド・アウトバウンド決済サービス、サプライチェーンファイナンス機能などの新機能・新サービス開発を加速させ、利便性向上による顧客満足度向上を目指す』と説明しています。
マネータップには既に以下のような企業や銀行・金融機関が出資しているため、Ripple社が新たに出資企業として参画したことによって、今後は地方銀行や企業との連携がさらに加速することになると予想されます。
【マネータップへの出資会社】
SBIホールディングス、リップル、足利銀行、阿波銀行、愛媛銀行、大垣共立銀行、北日本銀行、きらぼし銀行、群馬銀行、京葉銀行、山陰合同銀行、滋賀銀行、静岡銀行、島根銀行、清水銀行、新生銀行、住信SBIネット銀行、スルガ銀行、セブン銀行、仙台銀行、第三銀行、大和証券グループ本社、筑邦銀行、東邦銀行、東和銀行、栃木銀行、肥後銀行、広島銀行、福井銀行、福岡中央銀行、福島銀行、北陸銀行、みちのく銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行、宮崎銀行、山口フィナンシャルグループ(山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行)、他1金融機関