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暗号資産「オントロジー(Ontology/ONT)」とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説
暗号資産(仮想通貨)「オントロジー(Ontology/ONT)」に関する基本情報や特徴をなどをわかりやすく解説するとともに、取扱う暗号資産取引所・価格・チャート・関連リンクなどの情報もまとめて掲載しています。
こちらから読む:オントロジー関連の記事を新着順で「Ontology/ONT」関連ニュース
オントロジー(Ontology/ONT)とは?
オントロジー(Ontology/ONT)とは、中国版イーサリアムと呼ばれるNEOを開発したOnChain社が開発したアイデンティティとデータの分散型管理に特化した高性能なオープンソースのブロックチェーンであり、企業のニーズに合わせたエンタープライズ・ブロックチェーンを設計できる柔軟性を持つことなどを特徴としています。
Ontologyはドイツの大手自動車メーカー「Daimler AG(ダイムラー)」をはじめとする様々な企業ともパートナーシップを締結しており、分散型データ管理の分野で今後幅広く活用されていくことが期待されています。
デュアルコインシステムを採用している「Ontology」では、プライマリコインである「ONT(オントロジーコイン)」と、ガス手数料・スマートコントラクトの実行などで使用される「ONG(オントロジーガス)」が発行されており、2021年7月時点では総供給量10億ONTのうちの約80%が流通しています。
なお、ONTは元々NEOブロックチェーン上の「NEP-5トークン」として発行・分配されているため、仮想通貨業界で一般的な資金調達方法であるICOは行われていません。しかし、2018年6月30日には独自のメインネットが立ち上げられたため、現在はNEOブロックチェーンから独立して運営が行われています。
オントロジー(Ontology/ONT)の特徴
オントロジー(Ontology/ONT)の特徴としては以下のようなことが挙げられます。
独自のブロックチェーンを構築できる
オントロジー(Ontology/ONT)は、企業のニーズに合わせたエンタープライズ・ブロックチェーンを設計できる柔軟性を有しているため、企業はオントロジーのブロックチェーン上に必要に応じて独自のブロックチェーンを構築することができます。
Ontologyは、ブロックチェーン・スマートコントラクト・分散型認証管理・データ交換・その他のプロトコルやAPIを提供して、ブロックチェーン技術を全ての業種に適用できるようにしているため、ユーザーは分散型ネットワークの専門知識を必要とせずに簡単に分散型サービスを開発することが可能です。
独自アルゴリズム「VBFT」で高速送金
オントロジー(Ontology/ONT)は、独自の承認アルゴリズムである「Verifiable-random-function Byzantine Fault Tolerance(VBFT)」を採用することによって、約1秒という非常に高速な送金時間を実現しています。
VBFTは第三世代のブロックチェーンで広く採用されている「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」や、分散型コンピューティングでたびたび問題となる「ビザンチン将軍問題」が発生しても全体として正しく動作する防御性を備えたシステムである「Byzantine Fault Tolerance(BFT)」に加えて「検証済みランダム関数(VRF)」を組み合わせた新しいアルゴリズムとなっています。
ビットコインなどの暗号資産は送金に10分以上の時間がかかる場合がありますが、オントロジーはVBFTを導入することによってわずか1秒で送金できる環境を提供しています。また、過去には1秒間で5,341件の取引を処理した実績もあると報告されているため、大量の取引にも対応できると期待されます。
デュアルコインシステムによる取引手数料の無効化
オントロジー(Ontology/ONT)は、デュアルコインシステムでONT保有量に基づく無償の「ONG(オントロジーガス)」を生成することによって、取引ネットワーク手数料の無効化を行なっています。
ビットコインなどの暗号資産ではネットワークが混雑した場合などに取引手数料が高騰して送金に数百円〜数千円の手数料がかかる場合がありますが、ONTは気軽に送金できるように設計されています(暗号資産取引所などでは取引所から送金手数料が徴収される場合があります)。
データ管理・取引のための様々なソリューション
オントロジー(Ontology/ONT)は、ユーザーが自分自身で自分の個人情報を管理できる「ONT ID」、分散型データ交換・コラボレーションフレームワークである「DDXF」、デジタルID・データ・資産を一括管理できるモバイルアプリ「ONTO」、分散型データマーケットプレイス「SAGA」、クロスチェーンDeFiレンディングプラットフォーム「Wing」などといった様々なソリューションを提供しています。
Ontologyはこれらのソリューションを提供することによって、ユーザーがより簡単にOntologyの技術を活用できるようにしています。各ソリューションの詳細などは「Ontologyの公式サイト」で確認することが可能です。
データ管理を基本とした様々な分野での技術活用
オントロジー(Ontology/ONT)が提供する分散型データ管理の技術は自動車業界での活用に期待が高まっており、公式サイトでは「自動車部品の認証・サプライチェーン管理・保険金請求・カーリース・ファイナンス」などの面での利点が強調されています。
分散型データ管理の仕組みは医療などをはじめとする様々な業種でも注目されているため、将来的には世界中の様々な分野でオントロジーのデータ管理技術が活用されていく可能性があると期待されます。
オントロジー(Ontology/ONT)の基本情報
名称 | オントロジー(Ontology) |
ティッカーシンボル | ONT |
公開日 | 2017年 |
総供給量 | 1,000,000,000 ONT |
コンセンサスアルゴリズム | Verifiable-random-function Byzantine Fault Tolerance(VBFT) |
オントロジー(Ontology/ONT)の価格・チャート
オントロジー(Ontology/ONT)を取扱う暗号資産取引所
オントロジー(Ontology/ONT)を取り扱っている日本国内の暗号資産取引所としては以下のような取引所が挙げられます(2022年2月時点)。
・DeCurret(ディーカレット)
・BitTrade(ビットトレード)
オントロジー(Ontology/ONT)対応のウォレット
オントロジー(Ontology/ONT)を保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
・Ledger(レジャー)
・OWallet(公式デスクトップウォレット)
・ONTO Wallet(公式ウォレットアプリ)
オントロジー(Ontology/ONT)関連リンク
・Ontology公式サイト
・Ontology公式Twitter(英語)
・Ontology公式Twitter(日本語)
・Ontology公式Facebook(英語)
・Ontology公式Telegramグループ(英語)
・Ontology公式Medium
・Ontology公式YouTube
・OntologyのRedditコミュニティ
・ソースコード(GitHub)
・ホワイトペーパー(英語)
・ホワイトペーパー(日本語)
・エクスプローラー①(ONT Explorer)
・エクスプローラー②(TokenView)
・エクスプローラー③(BscScan)
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