Cardano(ADA)スマートコントラクト機能導入に前進|テストネットで「Plutus」展開
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「IOHK(IOG)」は2021年9月2日に、Caradnoブロックチェーンにスマートコントラクト機能をもたらす「Plutus(プルータス)」と呼ばれるプラットフォームをテストネット上で正常に展開したことを発表しました。IOHKは現在、Alonzoと呼ばれる大型アップグレードに向けた最終調整を行っていますが、現時点でこれらの開発は順調に進められていると報告されています。
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テストネットで「Plutus」を正常に展開
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「IOHK(IOG)」は2021年9月2日に、Caradnoブロックチェーンにスマートコントラクト機能をもたらす「Plutus(プルータス)」と呼ばれるプラットフォームをテストネット上で正常に展開したことを発表しました。
Cardanoは2021年9月12日に「Alonzo(アロンゾ)」と呼ばれる大型アップグレードを控えていますが、現在はAlonzoのメインネット実装に向けた最終調整段階にあるとのことで『現在も順調に開発が進められている』と報告されています。
Yesterday, we upgraded the #Cardano testnet, successfully deploying #Plutus #smartcontracts capability. The focus now is on final component testing & exchange integrations, ahead of the #Alonzo mainnet upgrade, still on track for deployment on 12 September ? #Cardano $ADA pic.twitter.com/lrdiYIiNKD
— Input Output (@InputOutputHK) September 2, 2021
昨日、Cardanoテストネットをアップグレードして、Plutusスマートコントラクト機能を正常に展開しました。現在はAlonzoメインネットアップグレード向けたコンポーネントのテスト&交換機能実装の最終調整段階にあり、9月12日の正式アップグレードに向けて順調に開発が進められています?
Plutus(プルータス)はCardanoブロックチェーン上でスマートコントラクトを実行するためのプラットフォーム・プログラミング言語であり、イーサリアムでよく用いられているPythonやJava Scriptではなく、関数型プログラミング言語である「Haskell(ハスケル)」をベースとしています。
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Haskell(ハスケル)は一般的に「Python」や「Java Script」などの広く普及しているプログラミング言語よりも難解であると考えられていますが、その一方でHaskellは論理的な間違いが生じにくいことから「スマートコントラクト向きの言語」とも言われれており、そのような特性から金融業界などで広く利用されています。
スマートコントラクト機能がCardanoブロックチェーン上で正式に実装されれば、DeFi(分散型金融)、NFT(代替不可能なトークン)、DApps(分散型アプリケーション)などといった仮想通貨業界で注目されている様々なサービスを構築することができるようになるため、カルダノブロックチェーンの利用が急速に拡大する可能性があると期待されています。
また、最近ではカルダノとイーサリアムを繋ぐ「ERC20コンバーター」の開発も順調に進められていることが報告されているため、これらのツールが導入されればイーサリアム関連のプロジェクトがカルダノブロックチェーンに移行する可能性もあると注目されています。
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2021年9月3日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は先月21日に117円付近まで下落したものの、その後は順調に回復を続けており、2021年9月3日時点では「1ADA=325.28円」まで上昇しています。