
Apple社CEO「暗号資産保有している」と公表|仮想通貨決済・NFT関連の質問にも回答
Apple(アップル)のCEOであるTim Cook(ティム・クック)氏は「The New York Times」が主催したオンラインサミットのインタビューの中で「Apple社の仮想通貨採用」や「自身の暗号資産投資・NFTについての考え」などについて語りました。同氏は今回のインタビューで『Apple社がすぐに仮想通貨決済に対応したり、ビットコインに投資したりする計画はない』と語っているものの、自分自身が仮想通貨を保有していることなども明かしています。
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Apple社・仮想通貨・NFTなどの気になる質問に回答
Apple(アップル)のCEOであるTim Cook(ティム・クック)氏は「The New York Times」が2021年11月10日に開催したオンラインサミット「DealBook Online Summit」のインタビューに応じた際に『仮想通貨やNFTに関するApple社の予定』や『自身の仮想通貨との関わり』などについて語りました。
「仮想通貨受け入れの可能性」について
最初に『仮想通貨をApple Payなどで受け入れる可能性はあるか?』という質問を受けたクックCEOは『それは私たちが検討していることの1つではあるが、すぐに実行する予定はない』と回答しました。
クック氏は「仮想通貨の受け入れ」について"私たちが見ているもの"とは回答しているものの、具体的にどのような部分で仮想通貨の採用を検討しているかなどについては明かしておらず、「仮想通貨決済などに即座に対応する予定はない」ということを説明しています。
ビットコイン投資・仮想通貨決済について
また、クック氏は「Apple社が会社の資金を使用してビットコインを購入する予定はない」ということも語っており、『投資家の人々はAppleの株式を通して仮想通貨へのエクスポージャーを得たいとは思わないだろう』との考えを語っています。
また、同氏は仮想通貨に投資したいのであれば既に他の方法があるというということも説明しており『もし仮想通貨に投資したいのであれば、他の方法で直接仮想通貨に投資することができるので、私たちはそのようなことはしませんし、近い将来に当社製品の購入手段として仮想通貨を採用しようとは考えていない』と語っています。
クック氏は今回のインタビューの中で"仮想通貨関連の取り組み"についてより詳しく質問を受けていたものの、"仮想通貨とApple社"というトピックについて深く語ることを拒んでおり『今日は何も発表したくない』と笑いながら回答しています。
ティム・クック氏自身と暗号資産について
「Apple社と仮想通貨」に関する話題についてはあまり多くのことは語られなかったものの、ティム・クック氏は『あなた自身はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨を保有したり使ったりしているか?』という質問を受けた際に『保有している』と回答し、自身が個人的に仮想通貨を購入したことがあることを明かしています。
具体的にどのような仮想通貨を保有しているかについては明かされておらず、『私は投資アドバイスをしているわけではない』とも強調されているものの、クック氏は仮想通貨投資について『ポートフォリオを分散化する上で、その一部として仮想通貨を保有するのは理にかなっている』とコメントしています。
また「仮想通貨に興味を持った時期」については『以前から興味を持っていたため、自分で調べたりしていた。興味深いと思う』と語っています。
Non-Fungible Token(NFT)について
クック氏は近年急速に人気が高まっている「Non-Fungible Token(NFT)」についても『興味深い』とコメントしているものの、『NFTがメインストリームの人々の遊び場になるまでには、まだしばらく時間がかかると思う』ともコメントしています。
今回のインタビューの内容から判断すると、Apple社が近い将来に「仮想通貨の採用」や「仮想通貨決済への対応」を発表することはないと考えられるものの、ティム・クックCEOは自分自身で仮想通貨やNFTについて調べた上で『面白い・興味深い』とコメントしているため、将来的にはApple社から仮想通貨関連の発表が行われる可能性はあると考えられます。
Apple社は今年5月に「仮想通貨業界での経験有する決済関連の事業開発マネージャー」の求人募集なども行なっていたため、今後の取り組みにも注目です。なお、今回のインタビューの内容は「The New York Times」がYouTubeで公開している動画でも確認することができます(仮想通貨関連の内容は14分48秒頃から)。
>>「インタビューの内容」はこちら
>>「The New York Times」の報道はこちら
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