Apple Pay幹部が「仮想通貨」に言及|潜在的な可能性を注視


Apple(アップル)社はこれまで、仮想通貨やブロックチェーンに関する大きな発表は行なっていなかったため、これらの技術にはあまり関心を示していないと考えられていました。しかし、Apple Pay担当バイスプレジデントであるJennifer Bailey(ジェニファー・ベイリー)氏は『仮想通貨は長期的には可能性があると考えている』と語ったと伝えられています。

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Apple(アップル)社は世界的に有名な大企業であるものの、これまで「仮想通貨」や「ブロックチェーン」に関する具体的な発表は行なっていませんでした。

今年6月に開催された「WWDC 2019」では「ビットコインのアイコン」と「CryptoKit(クリプトキット)」と呼ばれる開発者向けのフレームワークが発表されましたが、このキットの中にはiPhoneなどを”仮想通貨ウォレット”として使用するために必要な機能が含まれていないため、ブロックチェーン開発者などは『CryptoKitは仮想通貨にとってほぼ役に立たない』と語っていました。

しかし、2019年9月5日に「CNN Business」が報じた内容によると、Apple Pay担当バイスプレジデントであるJennifer Bailey(ジェニファー・ベイリー)氏は『私たちは仮想通貨を注意深く観察している。仮想通貨は長期的には興味深い可能性があるのではないかと考えている』と語ったとされています。

Apple社は8月6日に一部のiPhoneユーザーに「Apple Card(アップルカード)」のサービス提供を開始しましたが、このカードは仮想通貨などのお金を購入することを禁止していたため、今回の発言は注目を集めています。

依然としてApple社は仮想通貨やブロックチェーンに関連する具体的なプロジェクトを発表していませんが、過去にはApple社がブロックチェーン関連のプロジェクトに関わっていたことも報告されているため、長期的には何らかのプロジェクトが開始される可能性もあると期待されます。

>>「CNN Business」の報道はこちら

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