MEXC Global:dHealth Networkの仮想通貨「DHP」上場廃止か|ST警告ルールを適用
暗号資産取引所「MEXC Global」で、ヘルスケア・医療分野に特化したブロックチェーンプロジェクト「dHealth Network」の暗号資産である「デジタルヘルスポイント(Digital Health Point/DHP)」が上場廃止になる可能性があることが明らかになりました。現在MEXCの「DHP/USDT」取引ペアは表示中止の状態となっており、『プロジェクトに関連する問題が一定期間内に効果的に是正されない場合はDHP取引ペアを上場廃止にする』と説明が行われています。
2022年7月1日追記:MEXC GlobalでDHPの取引が再開されたことが、dHealth Networkの報告で明らかになりましたので記事の内容を追記しています。
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問題解決されない場合は「近日中に上場廃止」
暗号資産取引所「MEXC Global」で、ヘルスケア・医療分野に特化したブロックチェーンプロジェクト「dHealth Network」の暗号資産である「デジタルヘルスポイント(Digital Health Point/DHP)」が上場廃止になる可能性があることが明らかになりました。
ディーヘルスネットワーク(dHealth Network/DHP)は、2021年3月に公開されたヘルスケア・医療分野に特化した分散型のブロックチェーンネットワークであり、シンボル(Symbol/XYM)のハーベストを行っていたユーザーにDHPの無料配布が実施されたことなどから日本でも人気の暗号資産・ブロックチェーンとなっています。
MEXC Globalは2021年11月に「ERC20規格のDHP」取扱いを開始していましたが、現在「DHP/USDT」取引ペアは表示中止の状態となっており、『プロジェクトに関連する問題が一定期間内に効果的に是正されない場合はDHP取引ペアを上場廃止にする』との説明文が表示されるようになっています。
取引ページではDHP取引ペア表示停止の理由については記されていないものの、MEXCの「ST警告に関するお知らせ」のページには『2022年6月のST警告中のトークン』の中にDHPが含まれているため、このST警告の制度に基づいて今回の決定が下されていると考えられます。
ST警告とは「技術的・セキュリティ上の違反があるプロジェクト」に対して発せられる警告であり、『トークン価格が上場初期価格の10%未満である場合・プロジェクトで問題が発生している場合・法的または規制上の義務に違反している可能性がある場合・1日の取引量が50,000 USDT以下である場合』などといった複数の基準に照らし合わせて評価した上で警告がつけられると説明されています。
なお『ST警告ルールに該当するプロジェクトは評価・監視され、ユーザーに対するリスクが高いと判断された場合には、STタグの貼付から3日後に上場廃止となり、当該ペアの取引も停止される』とも説明されているため、このままDHPが基準を満たせなかった場合には、近日中にDHPが上場廃止になると予想されます。
MEXCはST警告に関する説明ページで『ST警告のついたトークンを保有するユーザーは、当該トークンを個人のアセットウォレットまたは他の取引所に出金する必要があります。30日以内に出金しない場合は自己責任でお願いします』と説明を行っています。
※DHP送金時の注意点:DHPはクロスチェーン互換性があるトークンであり、dHealth Networkの「ネイティブDHP」と、Ethereumの技術を基盤とした「ERC20のDHP」が存在します。取引所によっては「ERC20のDHP」が取り扱われている場合があり、基盤が違うDHPをウォレットに送金してしまった場合には、DHPを失ってしまう可能性もあるため、DHPを購入・送受金する場合に事前に確認するようにしましょう(MEXCは"ERC20のDHP"を取扱い)。
>>「ST警告に関するお知らせページ」はこちら
>>「ST警告ルールの詳細」はこちら
2022年7月1日追記:MEXC、DHPの取引を再開
(2022年7月1日追記)
MEXC Globalで仮想通貨DHPの取引が再開されたことが明らかになりました。「ST警告に関するお知らせページ」には2022年7月1日時点でもDHPの名前が記載されていますが、dHealth Networkは7月1日のツイートで『MEXCに戻ってきた』と報告しています。
Yes! We are back on MEXC. #dhealth #dhp
— dHealth (@dHealth_Network) June 30, 2022