近日開催予定のブロックチェーンや仮想通貨のイベント|2018年6月
仮想通貨やブロックチェーンのイベントやカンファレンスは世界中で開催されています。それらの多くは年々参加者が増えており、その規模も拡大しています。近日中に予定されている仮想通貨およびブロックチェーン関係の大きなイベントやカンファレンスの概要や日程をまとめて紹介します。
The Next Web Conference|5月24〜25日
『The Next Web Conference(TNW)』は、5月24〜25日にかけてオランダのアムステルダムで開催されています。
TNWはブロックチェーンや人工知能(AI)などのテクノロジーが業界、職業、革新的な方法にどのように影響するかについてより深く話し合える場を作ることなどを目的としており、2日間で15,000人の参加者が予定されています。
このカンファンレンスでは、リップルネットワークの開発者であるDavid Schwartz(デビッド・シュワルツ)氏なども参加する予定となっており、デビッド氏がビットコイン(BTC)やブロックチェーンに出会ってからXRP元帳の開発者となり、リップルのリーダーになるまでに辿った経緯なども絡めた基調講演なども予定されています。
デビッド氏の他にも多くの講演が予定されており、公式サイトでは今回のスピーカーとして100人にものぼる業界の主要人物が紹介されています。
また基調講演だけでなくブロックチェーンや仮想通貨関連のスタートアップ企業コンテストなども開催され、デビッド氏を含む複数の専門家も最終ラウンドのジャッジに参加します。
24日の夜には、ヨーロッパ各地の250人以上の業界リーダーや政府関係者がデジタル資産の規制に関する重要な問題について話し合う予定となっています。
The Next Webカンファレンスの公式サイトはこちらからどうぞ
>thenextweb.com
Blockshow Europe 2018|5月28〜29日
『Blockshow Europe 2018』は、5月28〜29日にかけてドイツのベルリンで開催されます。
Blockshowは、大手暗号通貨ニュースメディアであるCointelegraph(コインテレグラフ)が主催しているイベントです。
BlockShow Europeでは、実績のあるプロジェクトや有望な企業によるプロジェクトの最新情報やアプリケーションの紹介などが行われるだけでなく、2018年の重要なキーワードとなる『IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)などのような主要産業に対してブロックチェーンがどのような変革をもたらし強化していくか』についての専門家からの解説などのコンテンツも予定されています。
また、欧州各国の中央銀行関係者も登壇する予定となっており『ブロックチェーン技術の現状と将来のビジョン』についてのスピーチなども予定されており、ブロックチェーン業界で世界的に活躍する80人の専門家による幅広い分野のトピックに関する専門知識や発表なども行なわれます。
Blockshow Europe 2018には、Wikipedia創設者であり「100人の最も影響力のある人々」に選ばれたJimmy Wales氏も参加する予定となっています。
『BlockShow Oscar』と呼ばれるイベントでは複数のスタートアップ企業によるプレゼンテーションが行われます。その後プロジェクトへの評価が行われ、最も有望なプロジェクトの座を手にした優勝者には5万ユーロ(約650万円)の賞金が与えられます。
過去の受賞者にはBancor、Status、Ehterisc、Solarchangeなどのプロジェクトもあり、これまでの賞金額の合計は日本円に換算すると約220億円にものぼります。
BlockShowのチームは『業界で最も革新的なソリューションを紹介し、ビジネスをブロックチェーンと共に実現すること』を目標に掲げています。
今回の開催地であるドイツのベルリンは、フィンテック(Fintech)やブロックチェーン開発の主要都市の一つであり、数多くのスタートアップ企業を生み出している業界の発信地でもあります。
Blockshow Europe 2018の公式サイトはこちらからどうぞ
>blockshoweurope.com
Money20/20 EUROPE|6月4〜6日
『Money20/20 EUROPE』は、6月4〜6日にかけてオランダのアムステルダムで開催されます。
市場をリードするこの3日間のイベントには、FinTechや金融サービスなどの様々な部門を代表する1500社以上の企業と80カ国以上から5000人以上の出席者が参加します。
Money20/20では、最新のトレンドやトピック、企業、革新的な製品の発売に関するニュースや洞察を得ることができることから、毎年多くのメディアが集まっています。
2017年にコペンハーゲンで開催されたイベントには、160以上のメディアからの200人以上のジャーナリストやアナリストに掲載されています。
このイベントでは、AI、ブロックチェーン技術、支払い、起業家精神と投資、規制、スタートアップなどの様々なテーマについての講演が行われます。
講演者の中にはAppleの共同設立者であるスティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)氏だけでなく、VisaやMastercard、Amazon Payなどの主要メンバーも含まれており、世界中の各業界で最も影響力のあるイノベーターや思想家の400人以上がスピーチやディスカッションを行います。
Money20/20 EUROPEの公式サイトはこちらからどうぞ
>europe.money2020.com
MoneyConf|6月11〜13日
『MoneyConf』は、6月11〜13日にかけてアイルランドのダブリンで開催されます。
世界中から大手銀行やテクノロジー企業などが集まるこのサミットでは、Ethereum Consensysの共同設立者であるジョセフ・ルービン(Joseph Lubin)氏の講演も予定されており、60カ国以上からの5,000人の出席者が参加します。
MoneyConfには、日本の仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の共同創設者兼CEOである加納裕三氏も出席します。
加納社長はその他の企業の共同設立者やCEOを含めた3人とともに、コイン、トークン、スマートコントラクト、規制などをテーマにブロックチェーンや暗号化技術が急速に進歩し一般化するにつれて規制が市場にどのような影響をもたらすか、そしてこの絶え間なく進化する生態系がどこに向かうのかについて語ります。
MoneyConfの公式サイトはこちらからどうぞ
>moneyconf.com