仮想通貨企業「Crypto.com」ブラジルで決済機関ライセンス(EMI)取得
暗号資産関連の様々なサービスを展開している「Crypto.com」は2022年12月15日に、ブラジルで決済機関ライセンス(EMI)を取得したことを発表しました。これにより、同社はブラジルの規制に基づいて法定通貨ウォレットサービスを提供し続けることができるようになったと報告されています。
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世界各国で続々とライセンス取得
Crypto.com(クリプトドットコム)は2022年12月15日に、ブラジル中央銀行から決済機関ライセンス(EMI)を取得したことを発表しました。同社は以前からブラジルで法定通貨のウォレットサービスを提供していましたが、今回のライセンス獲得によって、今後も法定通貨ウォレットサービスを提供し続けることができるようになると報告されています。
同社は世界中で仮想通貨ウォレット・取引所・仮想通貨対応Visaカードなど様々なサービスを提供していますが、2021年11月にはブラジルで「Crypto.com Visaカード」を展開していました。ブラジルの顧客はこのカードを利用することによって、現地の法定通貨や仮想通貨で買い物を行うことができるようになっています。
Crypto.comは今回のライセンス取得について『今回のライセンス取得は、ラテンアメリカ地域の規制を遵守してサービスを提供するための重要なマイルストーンである』と述べており、「Crypto.com」のCEOであるKris Marszalek氏は次のように述べています。
ブラジルとラテンアメリカ市場全体は『すべてのウォレットに暗号資産を』という当社のビジョンを追求する上で重要な地域です。私たちはブラジルでライセンスを取得した安心・安全でコンプライアンスを遵守したプラットフォームとして業界をリードできるようになったことを誇りに思います。
仮想通貨・ブロックチェーン技術の進歩の過程に置いて、地域全体の規制当局と協力し続けることを楽しみにしています。Chainalysisによる最近の調査では「ブラジルは今年の国際的暗号資産普及インデックスにおいて世界第7位にランクインしている」と報告されています。
Crypto.comは世界各国でサービスを展開するためのライセンスを順調に取得しており、これまでは以下のようなライセンスを取得していると報告されています。
- ケイマン諸島で暗号資産サービスプロバイダーのライセンス取得
- シンガポールで主要決済機関ライセンスの基本承認
- フランスでデジタル資産サービスプロバイダーとしての登録完了
- イギリスで暗号資産事業者としての登録完了
- ドバイ仮想資産規制局から暗号資産ライセンスの仮承認
- 韓国で電子金融取引法および仮想資産サービスプロバイダー登録
- カナダのオンタリオ証券委員会(OSC)が暗号資産事前登録業者として承認