仮想通貨を安全に保管・管理する方法|人気のハードウェアウォレット「Ladger」とは?

by BITTIMES   

仮想通貨業界では詐欺やハッキングなど様々な方法で資産を盗まれる事例が相次いで報告されているため、仮想通貨保有者は自分が保有する仮想通貨がハッキングなどで盗まれたりすることがないよう、安全な方法でしっかりと保管・管理することが重要です。

この記事では、暗号資産をより安全に保管・管理することができる人気のハードウェアウォレット「Ladger(レジャー)」の基本情報や特徴・各種製品の概要などをわかりやすくご紹介します。

Ledger(レジャー)とは?

Ledger-Logo

Ledger(レジャー)とは、フランス・パリに本社を置くLedger社が開発した暗号資産を自分自身でより安全に保管・管理することができる代表的なハードウェアウォレットです。

Ledgerは仮想通貨の秘密鍵をオフラインで安全に保管するため多機能ウォレットを提供しており、現在は以下4種類のハードウェアウォレットが提供されています。

  • Ledger Stax
  • Ledger Flex
  • Ledger Nano X
  • Ledger Nano S Plus

仮想通貨は「取引所ウォレット・ブラウザ拡張版ウォレット・ウォレットアプリ」などといった様々なウォレットで管理することができますが、Ledgerのようなハードウェアウォレットは物理的な専用デバイスを用いて安全性を高めているため、仮想通貨をより安全に自分の手で管理したい方には魅力的な商品となっています。

また、保管可能な暗号資産の種類も非常に多く、2024年7月時点で5,500種類以上の暗号資産に対応、スマートフォンやパソコンで資産を管理できる「Ledger Live」と呼ばれるアプリケーションも提供されていて、仮想通貨の購入・取引・運用も行うことができるため、仮想通貨を安全な環境で長期保有しながら取引・交換などを行いたい方にも嬉しいハードウェアウォレットとなっています。

「Ledger Nano X」と「Ledger Nano S Plus」はUSBメモリのようなコンパクトなデザイン、「Ledger Stax」と「Ledger Flex」はタッチスクリーンを採用した直感的な操作が可能なデバイスとなっています。また、Ledger社は「各種Ledger製品を物理的に保護するための専用ケース」や「リカバリーフレーズを安全に保管するための金属製ツール」なども販売しています。

仮想通貨を安全に保管できる理由

仮想通貨をより安全に保管するためには、秘密鍵やリカバリーフレーズなどの重要情報をインターネットから隔離された状態で自分自身で管理することが重要です。暗号資産取引所のウォレットなどで仮想通貨を保管していた場合には、取引所のハッキング・取引所の破産などで自分の暗号資産にアクセスできなくなってしまう可能性があります。

Ledgerは完全なオフライン環境で秘密鍵を生成して常にオフラインで保管するだけでなく、仮想通貨の送金時には「物理的なデバイスからのPINコード入力」が必要な仕組みを採用しているため、専用デバイスを用いてより安全に仮想通貨を保管できるようになっています。

場合によってはLedgerのデバイス自体を紛失したり盗難されたりする可能性もありますが、仮にLedgerデバイスを盗まれた場合でも実際に暗号資産にアクセスするためには「最大8桁のPINコード」が必要となるため、PINコードを教えない限り泥棒が資産にアクセスすることはできません。また、間違ったPINコードを3回入力した場合には自動的に「工場出荷時設定へのリセット」が実行され、当該デバイスからすべてのデータが消去される仕組みとなっています。

利便性を高める専用アプリ「Ledger Live」

物理的なデバイスやPINコードが必要な仕組みを採用すると、安全性が高まる一方で各種操作がやや面倒にはなりますが、Ledger社は各種ハードウェアウォレットと連携して動作する専用アプリ「Ledger Live」を提供することによって暗号資産を簡単に管理・使用できるようにしています。

Ledger Liveは一般的な仮想通貨ウォレットアプリのように各種暗号資産の価格情報なども確認できる専用アプリとなっており、「Windowsアプリ・Macアプリ・Linuxアプリ」に加えて「App Store・Google Play Store」でもスマホ向けアプリが提供されています。

Ledger Liveを使用すれば自分がLedger製品で管理している暗号資産を見やすい画面で管理することが可能で、「アカウントの残高確認・暗号資産の送受金・ポートフォリオ管理・NFTの管理・暗号資産の売買・レンディング・最新情報の確認」など様々なことを行うことができます。

Ledger Liveはオンラインインターフェイスとなっていますが、Ledger Liveを使用している場合でもユーザーの鍵はハードウェアデバイス自体に安全に保管される仕組みとなっています。

Ledgerが提供する4つのハードウェアウォレット

Ledger社は現在「Ledger Stax」「Ledger Flex」「Ledger Nano X」「Ledger Nano S Plus」という4種類のハードウェアウォレットを提供しています。各商品の概要は以下の通りです。

Ledger Stax

【商品概要】
Ledger Staxは、Ledgerの安全な構造に基づいて構築されたタッチスクリーン採用のハードウェアウォレット。暗号資産やNFTを安全に管理できるセキュリティを備えているだけでなく、ユーザーがより直感的にデバイスを操作できるよう「湾曲型のE Inkタッチスクリーン」を採用している。

デバイス自体はクレジットカードサイズで設計、湾曲ディスプレイ部分には所有者の名前などといったウォレット情報を表示することができ、この他にも「静電容量式タッチ・Bluetoothサポート・ワイヤレス充電」なども搭載、デバイスにマグネットが搭載されているため複数のデバイスを本のように積み重ねることも可能となっている。

【特徴】

  • 5,000種類以上の暗号資産・NFTを管理できる
  • Bluetoothでスマートフォン接続
  • USB-Cでラップトップ接続
  • Ledger LiveアプリでWebアプリ探索が可能
  • 「Ledegr Connect」でどこからでもWeb3アプリに接続可能
  • クレジットカードサイズのデバイスにE Inkタッチスクリーンを採用
  • 湾曲ディスプレイ採用で湾曲部にも情報表示
  • 電源オフでもお気に入りのNFTがスクリーンに表示される
  • ワイヤレス充電に対応
  • 1回の充電で数週間〜数ヶ月間バッテリーが持続
  • マグネット内蔵なので複数端末を本のように積み重ねることが可能

Ledger Flex

【商品概要】
Ledger Flexは、2.84インチのセキュアタッチスクリーンを採用した小型のハードウェアウォレット。デバイス画面上で操作してトランザクション(取引)の署名などを行うことが可能で、公式モバイルアプリである「Ledger Live」に接続してスマホで暗号資産を管理することも可能。

また、デバイスのロック画面では自分の好きな画像やNFTを表示させることができるため、ウォレット自体を自分好みのデザインにカスタマイズすることもできる。

【特徴】

  • 5,500種類以上の暗号資産・NFTを管理できる
  • 2.84インチのセキュアタッチスクリーン搭載
  • 画面タッチで簡単にトランザクションを確認・署名
  • Ledger Liveアプリへの接続も可能
  • 好きな画像やNFTでロック画面をカスタマイズ可能
  • パスワードを覚える必要なくアカウントに安全にログインできる
  • マグネットフォリオシールドで保護可能
  • Ledger Staxよりも小型で安価

Ledger Nano X

【商品概要】
Ledger Nano Xは、コンパクトサイズのBluetooth対応ハードウェアウォレット。Ledgerの人気商品の1つであり、5,000種類以上の暗号資産をまとめて管理できる他、Ledger Liveと連携して暗号資産やNFTを簡単・安全に管理・使用・運用することができる。

販売価格はLedger Nano S Plusよりも1万円ほど高いものの、Ledger Nano XはBluetoothでスマホアプリに簡単接続することができるため、多くの仮想通貨をまとめて簡単に管理したい方に適したハードウェアウォレットとなっている。

【特徴】

  • 5,000種類以上の暗号資産・NFTを管理できる
  • Bluetoothでスマートフォン接続
  • USB-Cでラップトップ接続
  • Ledger LiveアプリでWebアプリ探索が可能
  • 72mm x 18.6mm x 11.75mm(34g)のコンパクト設計
  • 最大100個のアプリを同時にインストール可能
  • 3色のカラーを展開

Ledger Nano S Plus

【商品概要】
Ledger Nano S Plusは、Ledger社が提供する3種類のハードウェアウォレットの中で最も手頃な価格のハードウェアウォレット。Bluetooth接続には対応していないものの、他の商品と同様に5,000種類以上の暗号資産をまとめて管理できる他、Ledger Liveと連携して暗号資産やNFTを簡単・安全に管理・使用・運用することができる。

デバイス自体は「62.39 x 17.40 x 8.24mm(21g)」と非常にコンパクトで、カラーも5色を展開、暗号資産を安全に保護するために必要なものをすべて搭載したエントリーレベルのLedgerデバイスとなっている。

【特徴】

  • 5,000種類以上の暗号資産・NFTを管理できる
  • USB-Cでラップトップ接続
  • Ledger LiveアプリでWebアプリ探索が可能
  • 62.39 x 17.40 x 8.24mm(21g)のコンパクト設計
  • 100個以上のアプリを同時にインストール可能
  • 5色のカラーを展開
  • 最も手頃な価格のLedgerデバイス

仮想通貨ニュース|新着

Suiで米ドル連動ステーブルコイン「FDUSD」が利用可能に|初の対応チェーン拡大NEW

Suiで米ドル連動ステーブルコイン「FDUSD」が利用可能に|初の対応チェーン拡大

機関投資家の57%が仮想通貨への配分を増やす予定=SygnumレポートNEW

機関投資家の57%が仮想通貨への配分を増やす予定=Sygnumレポート

カルダノウォレット「Tokeo」MinswapでTOKEトークンのIDO開始NEW

カルダノウォレット「Tokeo」MinswapでTOKEトークンのIDO開始

世界数百万店舗で使える仮想通貨デビットカード「Bitget Wallet Card」登場NEW

世界数百万店舗で使える仮想通貨デビットカード「Bitget Wallet Card」登場

仮想通貨に関する内容も、国民民主党の玉木代表が与党に税制改正要望NEW

仮想通貨に関する内容も、国民民主党の玉木代表が与党に税制改正要望

JUP2回目のエアドロップの動きが本格化|Jupiter創設者がブログ公開

JUP2回目のエアドロップの動きが本格化|Jupiter創設者がブログ公開

仮想通貨入門 - 基礎知識

【年利最大9%】ソラナ(SOL)をステーキングで増やす方法|画像付きで解説

【年利最大9%】ソラナ(SOL)をステーキングで増やす方法|画像付きで解説

【年利40%以上】フレア(Flare/FLR)をラップ&デリゲートで増やす方法|画像付きで解説

【年利40%以上】フレア(Flare/FLR)をラップ&デリゲートで増やす方法|画像付きで解説

シバイヌDEX「ShibaSwap」の使い方|流動性提供の方法などをまとめた解説動画公開

シバイヌDEX「ShibaSwap」の使い方|流動性提供の方法などをまとめた解説動画公開

各種仮想通貨を「Shibarium基盤BONE」に簡単交換|ガス代補充機能の使い方を解説

各種仮想通貨を「Shibarium基盤BONE」に簡単交換|ガス代補充機能の使い方を解説

‌NFTマーケットプレイス「Magic Eden」とは?機能や使い方などを解説

‌NFTマーケットプレイス「Magic Eden」とは?機能や使い方などを解説

仮想通貨ビットコインの買い方をわかりやすく解説|取引所と販売所の違いなども紹介

仮想通貨ビットコインの買い方をわかりやすく解説|取引所と販売所の違いなども紹介

市場分析・価格予想

カルダノクジラ、1ヶ月間で145%のポジション増|ADA価格の8倍上昇予想も

カルダノクジラ、1ヶ月間で145%のポジション増|ADA価格の8倍上昇予想も

「ビットコインは100万ドルを超える」ビットワイズ幹部、根拠と共に提唱

「ビットコインは100万ドルを超える」ビットワイズ幹部、根拠と共に提唱

ビットコイン、目標価格は255,000ドル?著名アナリストの価格予想と重要なサポートライン

ビットコイン、目標価格は255,000ドル?著名アナリストの価格予想と重要なサポートライン

ポリマーケット市場「BTCが年末までに10万ドル突破」を予測|10%から65%へ

ポリマーケット市場「BTCが年末までに10万ドル突破」を予測|10%から65%へ

ビットコイン、トランプ氏勝利で76,000ドル到達|ドージコインの価格上昇も近い?

ビットコイン、トランプ氏勝利で76,000ドル到達|ドージコインの価格上昇も近い?

米大統領選後もポリマーケットの躍進は続く?選挙と関係ないトピックで取引

米大統領選後もポリマーケットの躍進は続く?選挙と関係ないトピックで取引