
ノルウェー航空のCEOが仮想通貨取引所の立ち上げを発表
スカンジナビア最大の航空会社であるノルウェー航空のCEOであるBjørnKjos氏は、4月に仮想通貨取引所ノルウェー・ブロック・エクスチェンジ(NBX)を発表しています。同社の役員は、「ブロックチェーンと元帳の技術に潜在する可能性をできる限り探求し、活用する」と述べています。
仮想通貨取引所立ち上げの目的
NBXはKjos氏の義理の息子であるStig Kjos-Mathisen氏が率いることになります。今年後半に仮想通貨取引のサービスを展開し、仮想通貨を採用するために航空ビジネスを開放する予定です。
Kjos氏は仮想通貨取引所の件について今のところ多くのことを語ってはいませんが、少なくともビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要な仮想通貨は取引可能になる予定であるとのことです。
Kjos-Mathisen氏は昨日「規模を拡大するために、航空会社の支払いオプションとして仮想通貨を持つことは容易であると考えている」と語っており「仮想通貨を売買するための市場が必要である」と述べています。
NBXは、GDAXやKraken(クラーケン)などに匹敵する取引所になるという野心的な計画を持っています。
スカンジナビアで最大の航空会社であるノルウェー航空は欧州で3番目に安い航空会社であり、世界で見ても9番目に安い航空会社です。2016年には3000万人を輸送しており、ヨーロッパ、北アフリカ、中東に拠点に、35か国150の目的地まで500ルートを運行しています。
Kjos-Mathisen氏はこの取り組みの目的について次のように述べています。
「私たちにとって最も重要なことの1つは、開発するソリューションの周りにエコシステムを構築することです。特にノルウェーのグループ内の生態系は重要なのですが、航空業界の生態系も重要です。」
ノルウェーと仮想通貨
ノルウェーと仮想通貨は複雑な関係を持っています。
同国は常に仮想通貨を歓迎してきたわけではありませんが、Bitmynt社とNordea Bankとの間で小額の仮想通貨取引が行われています。国内最大の銀行はビットコイン統合を採用し、中央銀行は現金の代わりに国家発行の仮想通貨を提案しました。
Stig-Mathisen氏は規制に関心がないとのことで、最近も金融規制当局と話をしていると述べています。
「金融監督当局に会ったのはそれほど前のことではありません。私の印象では、彼らはそれらの技術について積極的であり、適応を抑制したくないということですが、彼らは慎重なアプローチを取っています。」
大手航空会社との関連がある仮想通貨取引所は珍しいケースの一つです。
またStig-Mathisen氏は「システムに登録されたパスポートを持つ既存のノルウェーの顧客のために、KYC(身元確認)のプロセスをよりスムーズにしている」とも述べています。
新しい仮想通貨取引所と組み合わせて、航空会社のブロックチェーンと仮想通貨の両方の採用を検討することで、ノルウェーの裕福な家族は、仮想通貨のための航空旅行ビジネスの世界で大きな動きを遂げることになるでしょう。
ノルウェーが発行する仮想通貨についてはこちらをどうぞ
(引用:ccn.com)

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