ロシア大手銀行スベルバンク「暗号資産取引サービス」近日中に提供へ
ロシア最大の商業銀行であるスベルバンク(SberBank)が、近日中に暗号資産取引サービスを提供する可能性があることが明らかになりました。
「TASS」の報道によると、スベルバンクはデジタル金融資産(DFA)を発行するプロジェクトの一環として、個人向けにデジタル資産取引サービスを提供することを予定しているとのことで、スベルバンクの副社長であるアナトリー・ポポフ氏は次のように語ったと伝えられています。
個人について言えば、第2四半期、つまり6月にはこの機能が個人向けに開放されることになります。個人はデジタル金融資産を購入し、それを売却する機会を得ることになります。つまり、現金と交換することができるようになるのです。
デジタル金融資産(DFA)とは、ブロックチェーン技術を用いてデジタル形式で発行される金融資産のことであり、これらの資産の公開・会計・流通はブロックチェーンに基づいて実行されると説明されています。
スベルバンクは2022年4月に「デジタル金融資産の発行・流通のためのプラットフォーム」を立ち上げる許可を得ており、当初の予定では2023年第1四半期末にサービス提供を開始する計画を立てていたものの、この予定は変更されたとのことで、現在は今月中の提供開始が予定されていると伝えられています。
なお、スベルバンクの顧客は今後「CFA」と呼ばれる金融資産も売買できるようになるとも報じられており、ズベルバンクのプラットフォーム上でのCFA発行額はすでに数十億ルーブルに到達、将来的には数百億ルーブル相当のデジタル資産発行が計画されているとも報じられています。
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