シバイヌL2ブロックチェーン「Shibarium」メインネットで正式ローンチ

by BITTIMES   

Shibarium:待望の正式ローンチ

シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)は2023年8月17日に、話題のレイヤー2ブロックチェーン「Shibarium」をメインネットで正式ローンチしたことを発表しました。

Shibarium(シバリウム)は、高速取引・ガス代削減・ユーザー体験の向上などに焦点を当てたレイヤー2ブロックチェーンであり、拡大するSHIBエコシステムの利便性を大幅に強化する基盤になると期待されています。

Shiba Inuチームは以前から「Shibariumが8月開催のカンファレンスで発表される可能性が高いこと」を報告していましたが、今回は「Blockchain Futurist Conference/ETH Toronto」で正式にShibariumのローンチが発表されています。

Shiba Inuエコシステム全体の基盤を強化

Shiba Inuチームは公式発表の中で「Shibariumのメインネットが稼働したことによって、Shiba Inuエコシステム全体の基盤が整備されることになる」と述べています。

Shibariumのベータ版テストネットには2,100万以上のウォレットが参加したことが報告されており、「Shibariumは公平性・セキュリティ・効率を最大限に引き出す」とも説明されています。

環境にも優しい「Proof of Stake」を採用

取引承認・合意形成の仕組みであるコンセンサスアルゴリズムとしては、第3世代のブロックチェーンで広く採用されているProof of Stake(PoS)と呼ばれる環境にも優しい効率的な方法が採用されています。

PoSは「バリデータ」と「デリゲータ」と呼ばれる貢献者の協力を得てネットワークを運営する仕組みです。バリデータは新しいブロックを作成してエコシステム全体の運用とセキュリティを確保し、デリゲータはトークンをステーキングしてバリデータをサポートします。

バリデーターとデリゲーターには、ネットワークの安定した運営に協力したことに対する報酬として、ガバナンストークンである「BONE」が支払われます。BONEの合計供給量は2億5,000万枚で、現在は既に様々な暗号資産取引所に上場しています。

コスト効果の高いプロトコルを構築可能

公式発表では「Shibariumでは費用対効果の高いプロトコルを構築して、エコシステムの範囲と可能性を広げながらユーザー全体を豊かにすることができる」とも説明されています。

また、SHIBチームは自己主権型アイデンティティ(SSI)として機能する「Shib SSI」を全てのプロトコルに統合することも優先しているため、SHIBエコシステムに参加する人々は第三者が干渉しない形で個人情報を完全にコントロールして保護できるようになります。

Shib SSIを使用すると、パスポートや運転免許証などといった身元確認資料を含む検証済みの資格情報をユーザー自身で自己管理することが可能となります。

最近では、Shibariumで開発を行うプロジェクトに資金提供する「SHIB Doggy DAO」を支える財団に、大手デジタル資産顧問・投資会社Alpha Transform Holdings(ATH)がアドバイザーとして参加したことも報告されています。

今後は「Shiba Inu」や「Shibarium」関連の開発がさらに活発化する可能性があると期待されるため、SHIB関連プロジェクトの新しい発表にも注目です。

>>シバイヌ関連の最新記事はこちら

Source:Shiba Inu発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用

仮想通貨ニュース|新着

ムーディーズ、米国債格付けを初引き下げ「安全資産=ビットコイン」評価が高まる可能性

ムーディーズ、米国債格付けを初引き下げ「安全資産=ビットコイン」評価が高まる可能性

カルダノ財団、ゲーム感覚で理解を深める開発者向けプロジェクト「Rackton Challenge」発表

カルダノ財団、ゲーム感覚で理解を深める開発者向けプロジェクト「Rackton Challenge」発表

ナスダック上場企業「ビットコイン・ドージコイン」を財務戦略に導入|決済も受け入れ

ナスダック上場企業「ビットコイン・ドージコイン」を財務戦略に導入|決済も受け入れ

北マリアナ諸島、知事の拒否権を覆し「ステーブルコイン発行法案」成立|米国初の公的発行へ

北マリアナ諸島、知事の拒否権を覆し「ステーブルコイン発行法案」成立|米国初の公的発行へ

ブラジル上場企業「メリウズ」同国初のビットコイン財務戦略を導入|274 BTCを取得

ブラジル上場企業「メリウズ」同国初のビットコイン財務戦略を導入|274 BTCを取得

アブダビ政府系ファンド、ブラックロックのビットコインETFに約4億ドル投資|保有株数6%増加

アブダビ政府系ファンド、ブラックロックのビットコインETFに約4億ドル投資|保有株数6%増加

仮想通貨入門 - 基礎知識

ベラチェーン(Berachain/BERA)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

ベラチェーン(Berachain/BERA)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

市場分析・価格予想

ビットコイン、2028年までに100万ドル「BTCは唯一の救命ボート」アーサー・ヘイズ氏予想

ビットコイン、2028年までに100万ドル「BTCは唯一の救命ボート」アーサー・ヘイズ氏予想

「仮想通貨市場は信じられないほど割安」パンテラ・キャピタルCEOが語る今後の成長予測

「仮想通貨市場は信じられないほど割安」パンテラ・キャピタルCEOが語る今後の成長予測

ビットコイン価格「2030年までに少なくとも580%上昇」キャシー・ウッド氏予測

ビットコイン価格「2030年までに少なくとも580%上昇」キャシー・ウッド氏予測

ビットコイン時価総額、Amazonを抜いて「世界5位」に|躍進の背景とNVIDIAの壁

ビットコイン時価総額、Amazonを抜いて「世界5位」に|躍進の背景とNVIDIAの壁

仮想通貨市場「2022年型の急騰」再現へ向かう兆し|アーサー・ヘイズ氏予想

仮想通貨市場「2022年型の急騰」再現へ向かう兆し|アーサー・ヘイズ氏予想

ビットコイン「もはや保有しないことがリスク」テクノロジー株の相関関係が鍵に|ブラックロック

ビットコイン「もはや保有しないことがリスク」テクノロジー株の相関関係が鍵に|ブラックロック