「Shib SSIの可能性は無限大」主任開発者がデジタルIDの概要を説明
デジタルID「Shib SSI」の説明記事を公開
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)の主任開発者であるShytoshi Kusama氏は2023年8月6日に、今月4日にSHIB関連アプリケーションへの大規模な統合計画が明かされたデジタルIDである「Shib SSI」について説明する記事を公開しました。
Shib SSIは、特定の管理主体に依存することなく自分自身で自分のID情報を管理できる「自己主権型アイデンティティ」と呼ばれるデジタルIDの一種であり、前回の報告では「全てのアプリケーションをデジタルIDに結びつけて、SHIBユーザーと政府の信頼を強化する」と説明されていました。
今回の記事ではこの「Shib SSI」についてより詳しく説明が行われており、Shib SSIの内容・実装する理由・実装時期などについて以下のような説明がなされています(※以下の内容は今回公開された記事の内容をわかりやすい表現で翻訳したものとなります)。
前回の報道内容はこちら
Shib SSIとは何か?
自己主権型アイデンティティ(SSI)とは、ユーザーがシステム内で自分のアイデンティティ・その他の検証済み資格情報・資産をウォレットで管理できるようにする一連のプロトコルと技術のことを指す。
「鍵を持たぬ者は、コインを持たず」という格言と同じように、Shib SSIを持っていない限り自分のアイデンティティを管理しているとは言えない。
私たちは「データを所有しないことは良いことだ」と信じ込まされてきた。大企業は人々の許可を得てその人たちのデータを活用し、数十億ドルもの利益を上げているが、その人々は状況を完全に理解しているとは言えない状態にある。
このような仕組みは、個人が無意識のうちの特定のサービスに過度に依存するような中毒性のあるサイクルを作り出しており、個人の健康や心理的状態に悪い影響を与える可能性があるため、地球全体でそれを改善する必要がある。
Shib SSIは、Shibariumのビルダーやコミュニティメンバーに自分のデータを完全に所有するか、公正な方法で利用する機会を提供することによって、このパラダイムを変えようとしている。
この素晴らしい変革によって、西部開拓時代のようなデジタル世界で、高度な信頼と分散化のための多くの機会を開くことができる。
Shib SSIの概念は簡略化されているが、数十年間にわたって研究されてきた無数のユースケースに拡張することができる。このシステムの完全な実装はまだ大規模には達成されていないが、SHIBチームはコミュニティの協力を得てこの偉業を成し遂げようとしている。
Shib SSIを実装する理由
Shib SSIに「Shibariumが有する低コストな性質」と「SHIBコミュニティが新しいL2ソリューションのために開発したその他の驚くべき技術」を組み合わせると、その可能性はほぼ無限大となる。
Shib SSIは「ビジネスプロセスの強化・インフレに苦しむ小規模事業者のコスト削減・政府の不正防止」など、開発者コミュニティが様々なことを実現するのに大きく役立つ。
例えば、分散型コミュニティでは実現できなかったレベルでのきめ細かなガバナンスを可能にし、SHIBエコシステムの複雑さを解決することができる。この構造によってガバナンスシステムが強化され、ワールドペーパーで説明される優れた機能も提供される(*1)。
(*1)ワールドペーパーは眼球をスキャンして現金化するようなトークンと関連するものではない。新しいブランディングはBlockchain Futurist Conferenceで公開予定。
これらの技術を活用することによって"個人情報の盗難"が過去のものとなり「個人データ漏洩の心配がない世界」「当たり前のように信頼できる世界」が実現すると思い描いている。これは単なるアイデアではなく、実現可能な具体的な未来である。
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Shib SSIはいつ実装されるのか?
もうすぐ(笑)ShibariumへのShib SSI実装はすぐに実現できるものではない。数ヶ月にわたる研究と強固なシステムの構築が必要となるだろう。
しかし心配する必要はない。Shibariumはそれよりもかなり前にリリースされる。SHIBチームは「Shib SSI」を他の多くの機能や拡張機能と合わせて計画しており、Shibriumの回復力と強力性、そしてShibが永続的に分散化された状態を維持できるようにすることを予定している。
今回のブログ記事が短いのは、Shibariumの完成とローンチ・今後の基調講演の準備などで立て込んでいるからだ。「Blockchain Futurist Conference」における「Summer of Shibarium」パーティの最終調整も行っている。
今回の記事を公開したのは、少しだけ伝えたいことがあったからだ。今後の展開を楽しみにしていて欲しい。
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(公式ブログ)