VISAとMastercard、仮想通貨カードに関する「BINANCE」との提携終了へ
仮想通貨カード関連の提携プログラムを終了
決済大手の「Mastercard」と「VISA」が、大手暗号資産取引所「BINANCE」との提携プログラムを終了する方向で動いていることが複数メディアの報道で明らかになりました。
BINANCE(バイナンス)は、アルゼンチン・ブラジル・コロンビア・バーレーンの4カ国で仮想通貨対応カードを展開していますが、これらの仮想通貨カード提供は終了することになると伝えられています。
バイナンスは2023年8月24日のX投稿で「ラテンアメリカと中東のユーザーはバイナンスカードを利用できなくなる」と報告していましたが、その後は複数メディアの報道でその詳細が報じられています。
バイナンスが直面する法的課題が影響か
マスターカードは「BINANCEとの提携プログラムを2023年9月22日に終了すること」を電子メールで明かしており、ビザは「既にBINANCEとの提携を終了していて、7月に提携カードの利用を停止することを決定していた」と伝えられています。
提携終了の理由については明らかにされていないものの、BINANCEは米国証券取引委員会(SEC)などから提訴されているため、提携終了の背景にはそれらの法的課題の問題があるとみられています。
なお、今回の件については、バイナンスが以前から法的問題に直面していたことから「主流企業がバイナンスから距離を置くのは当然である」との意見も出ており、市場への影響に関してもそれほど大きな影響は出ないとの見解も示されています。
また、マスターカードとバイナンスの提携解消に関しては「他の仮想通貨カードプログラムに影響はない」とも報じられています。
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