BINANCE「ロシアからの完全撤退」を発表|事業全体をCommEXに売却
今後数ヶ月間で全サービスを終了予定
暗号資産取引所BINANCE(バイナンス)は2023年9月27日に、ロシア市場から完全に撤退することを発表しました。
BINANCEは暗号資産取引所「CommEX」にロシア事業全体を売却する契約を締結したとのことで、「既存ユーザーの資産は全て安全に保護されているが、サービス移行に関する作業には最大1年かかる可能性がある」と説明されています。
今後は「Binance」と「CommEX」が連携しながら、ユーザーに対して"資産をCommEXに移動させる方法"についての説明が行われる予定で、今後数ヶ月間でロシアにおける全ての取引所サービスと事業ラインが終了する予定だと報告されています。
バイナンスは今回の事業売却取引の詳細を明らかにしていないものの、公式発表では「今回の売却で収益分配はなく、売却後に事業の株式を買い戻す権利も有していない」と説明されています。
BINANCEの最高コンプライアンス責任者であるノア・パールマン氏は、ロシアからの完全撤退について次のようにコメントしています。
ロシアでの運営はバイナンスのコンプライアンス戦略とは両立しないと認識しています。私たちは世界中のWeb3業界が長期的に成長していくことを確信しており、当社が事業を展開している他の100カ国以上にエネルギーを注いでいきたいと思っています。
バイナンスは各国の規制に準拠したサービス提供に向けた取り組みを着々と進めており、今年8月には「バイナンスジャパン」のサービス提供を開始、今月25日には「ベルギー居住者向けサービスを再開したこと」も発表されています。
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