カルダノ初のステーキングバスケット「報酬付きテスト」開始|参加方法をわかりやすく解説
Atrium Labが「分散委任サービス」のテスト開始
Atrium Labは2024年3月7日に、カルダノ(Cardano/ADA)初のステーキングバスケットとなる「Diffusion」のインセンティブ付きテストネットをローンチしたことを発表しました。
ステーキングバスケットとは、Atriumに登録された100以上のステークプールに分散委任できるカルダノの新しいステーキング方法であり、各バスケットで最大110のステークプールに分散委任して「ステーキング報酬」と「追加のCardanoネイティブトークン」を獲得できると説明されています。
今回報告されている「Diffusion」はテストネット上でローンチされた最初のステーキングバスケットで、Diffusionに委任されたADAは50種類の異なるステークプールオペレーター(SPO)に割り当てられる仕組みになっています。
Diffusionは現在テストネット上で公開されているため、利用するためにはテストネット上でテスト用ADA(tADA)を用意する必要がありますが、このテストに参加してタスクを完了すると、エアドロップ報酬を受け取ることができると報告されています。
?#Cardano airdrop thread.
— Atrium Lab (@atrium_lab) March 6, 2024
Last Friday, we launched our incentivized testnet for Staking Baskets. This is the first of our two airdrops that are coming to #Cardano users this year.
After the massive wave of users joining the Atrium community, it's a perfect time for a thread.? pic.twitter.com/PZlF0YLq1S
?カルダノのエアドロップに関するスレッド
先週金曜日、私たちはステーキングバスケットのインセンティブ付きテストネットをローンチしました。これは今年カルダノユーザーに提供される2つのエアドロップの中の最初のものです。
Atriumコミュニティに多くのユーザーが参加した今は、スレッドを立てるのに絶好のタイミングです?
Cardanoの詳細はこちら
テスト参加者には「Atrium DAOトークン」の報酬
今回開始されたテストネットに参加して、指定された複数のタスクを完了したユーザーには「Atrium DAOトークン」の報酬が付与されると説明されています。
Atrium DAOトークンは、Atriumの分散型自律組織(DAO)である「Atrium DAO」のガバナンストークンであり、トークン保有者はプロジェクトの重要な意思決定に関与することができるようになっています。
ステーキングバスケットのテストに参加してエアドロップ資格を獲得したユーザーは、今後開始されるトークン生成イベント後に段階的にAtrium DAOトークンを獲得することができるとのことで、インセンティブ付きテストネットの概要については以下のように報告されています。
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インセンティブ付きテストネットの概要
Atrium DAOが、カルダノ初のステーキングバスケットとなる「Diffusion」のインセンティブ付きテストネットを開始。
テスト参加者は「Atrium」のサービスをテストして、タスクを完了することによって「Atrium DAOトークン」の報酬を受け取ることができる。
テスト報酬の仕組みとスケジュール
テストは2024年4月5日まで実施(2024年4月15日まで延長)され、テスト終了後には条件を満たしたテスト参加者に「Atrium DAO トークン」が付与される。報酬は段階的に付与される仕組みで、最初のトークン生成イベント(TGE)では10%の報酬が付与される(※延長発表)。
TGE後は簡単な請求作業を行うことによって残りのトークン報酬を請求することが可能になり、合計6ヶ月間にわたってトークン報酬全額が支給されることになる。対象者は毎日請求することができるだけでなく、月に1回だけ請求することも可能。
対象者はTGE開始から10ヶ月以内であれば全ての報酬を受けることが可能で、10ヶ月後も請求されずに残った報酬トークンは、将来のインセンティブのためにDAOに返還される。
インセンティブ付きテストネットの参加方法
- Lace・Eternlなどのウォレットでテストネット用ウォレットを作成する
- Cardano Faucetにアクセスして、テスト用ADAとなる「tADA」を取得する
- Atriumのサイト内でテストネットのタスクを完了する
- 専用フォームから「使用したテストネットアドレス」や「報酬受取用のメインネットアドレス」などの必要情報を提出する
【補足事項】
カルダノのテスト用ウォレットは「Lace」や「Eternl」などの自己管理型ウォレットで、ネットワークを「Mainnet」から「Preview」に切り替えることによって作成することが可能。(※Previewはテスト用なのでメインネットの資産などを送らないように注意)
「専用フォーム」からの情報提出は忘れないように。「テストに使用したアドレス」と「報酬受取用のメインネットアドレス」が必要です。
「Cardano Faucet」では、ページ下部にある入力項目から「テストネットのウォレットアドレス」を入力して請求することによって毎日「10000 tADA」を無料で入手することが可能(*1)。
(*1)テスト終了後は獲得したtADAを「addr_test1qqr585tvlc7ylnqvz8pyqwauzrdu0mxag3m7q56grgmgu7sxu2hyfhlkwuxupa9d5085eunq2qywy7hvmvej456flknswgndm3」に返却する。
tADAを受け取るためのテストネットウォレットアドレスを入力して「REQUEST FUNDS」をクリック
行うべきテストネットのタスク
- Atriumの「X」と「Discord」をフォローする
- Atriumの送受信機能を使用して、Discord内の他メンバーに「tADA」を送信する
- Atriumのサイトからステーキングバスケット「Diffusion」にtADAを入金する
- ステーキングバスケット「Diffusion」からtADAを引き出す
- Diffusionに少なくとも「10,000 tADA」を入金して、インセンティブ付きテストネットの終了日(2024年4月5日)までそのままにしておく
【補足事項】
DiscordメンバーにtADAを送金する際には「Atrium公式サイトのWALLETページ」にある「SEND/RECEIVE」の機能を利用する(※エラーになる場合はサイトを開き直したりしてやり直すと解消される傾向)。
WALLETページにある「SEND/RECEIVE」から「ADA」を選択すると送金ページに移動可能
Discordメンバーのウォレットアドレスは、Atrium公式Discordの「Discord general」に貼り付けられている。少額を送金して自分のテスト用アドレスを貼り付けておけば、他の人からtADAを送ってもらえる可能性。
ステーキングバスケットでtADAを入金する際には「STAKINGページ」から「STAKING BASKETS」を選択して「DEPOSIT NOW」をクリック。入金画面が表示されるので、入金額を入力して「CONTINUE」をクリックする。
「STAKINGページ」から「STAKING BASKETS」を選択して「DEPOSIT NOW」をクリックすると入金画面が表示される
ステーキングバスケットからtADAを引き出す場合は「STAKINGページ」の「DIFFUSION」にある「INTERECT」の「WITHDRAW」から引き出しが可能。引き出し完了後は「10,000 tADA以上」をもう一度入金して、テスト終了までそのままにしておくこと。
STAKINGページの「DIFFUSION」にある「INTERECT」の「WITHDRAW」から引き出しが可能
報酬増加のためのボーナスタスク
- テストネットで「Diffusion」に最低10回入金する
- テストネットで「Diffusion」から最低9回引き出す
- テストネットについて質問する新規ユーザーに役立つDiscordメッセージを3つ投稿する
- Xで愛をポストする
- 10,000tADAの入金を最も多く完了した上位5人のユーザーにはダブル報酬を付与(各ユーザーは1日1回、10,000tADAを入金可能)
インセンティブ付きテストネットの詳細は「こちらのページ」でも確認することができます(英語)。
ステーキングバスケットが本格的に稼働すれば、様々なステークプールに分散して委任が行われることになるため、小規模プールの活性化やカルダノのさらなる分散かに繋がると期待されます。
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