福岡県飯塚市「ブロックチェーン等を活用した実証実験プロジェクト」募集開始

先端情報技術活用プロジェクトを全国から募集

福岡県飯塚市の飯塚市役所は2024年5月7日に、ブロックチェーン・AI・IoT・ビッグデータなどの先端情報技術を活用した実証実験プロジェクトを全国から公募することを発表しました。

今回のプロジェクト募集は「令和6年度 飯塚市先端情報技術実証実験サポート事業」の一環であり、『社会課題や地域課題解決、豊かで便利な市民生活に繋がる施策の具現化を図るとともに、実証実験の先端的技術の実用化を推進することによって、地域における新産業の創出や企業の集積、ブランド力の向上を目指している』と説明されています。

飯塚市は2021年11月に、産学官の連携を図りながらブロックチェーン技術の振興に取り組む「飯塚市ブロックチェーン推進宣言」を発出しており、これまでに以下のような取り組みを通じて産学官の連携体制を構築しながらコミュニティ形成を行ってきました。

• ブロックチェーン企業の集積機能強化を図る「飯塚ブロックチェーンストリート構想」
• 行政手続きにおける各種証明書の電子交付に関する実証事業
• ブロックチェーン技術を活用した技術開発に係る事業支援

2024年度からはこれまでに培ってきた基盤を活かしてさらなる事業誘致・企業誘致を図っていくとのことで、そのような理由からブロックチェーンだけに限定しない先端情報技術全般の実証実験を推進していくことにしたと説明されています。

飯塚市の過去の取り組みはこちら

ブロックチェーンで「各種証明書をデジタル化」福岡県飯塚市・Chaintopeなどが協力

実証実験プロジェクト募集の概要

実証実験プロジェクトの募集は2024年6月3日から開始される予定で、支援内容・受付期間・応募資格・募集内容・支援期間などについては以下のように報告されています。

支援内容

• 支援対象事業の実施に必要な市が保有する施設、設備等の提供に係る斡旋
• 支援対象事業に係る実証実験への参加者の募集に関する支援
• 支援対象事業の実施に係る地域住民等との調整に関する支援
• 支援対象事業の実施に係る地元大学との技術的支援、その他協力に関する調整
• 広報紙、飯塚市ホームページ等を活用して行う支援対象事業に係る情報発信
• 上限100万円の経費支援（補助率2分の1以内）
• そのほか、市長が必要と認める支援

受付期間

【事前相談】
2024年5月1日～2024年6月21日午前8時30分から午後5時15分まで

【募集期間】
2024年6月3日～2024年6月28日午前8時30分から午後5時15分まで

応募資格

1. 実証実験を的確に実施できる組織・人員・技術・管理能力を有すること
2. 法人格を有すること
3. 国税及び地方税に滞納がないこと等

ただし、次のいずれにも該当しない者であること

• 暴力団/暴力団員/暴力団員が役員となっている事業者
• 暴力団又は暴力団員と密接な関係を有する事業者
• 実証実験の実施に当たって必要な許認可その他関係法令上の規定による要件を欠いている事業者
• 市長が事業の目的に照らして適当でないと認める事業者

募集する実証実験

1. 先端情報技術等の活用により、社会及び地域の課題解決を図り、又はより豊かで便利な市民生活の実現に資するものであること
2. 新たな産業の創出及び本市の魅力の向上につながるものであること
3. 市が効果的な支援を行うことが可能なものであること

実証実験の実施・支援期間

事業採択から2025年3月31日（月曜日）まで

申請から実証実験の実施・報告までの流れ

申請から実証実験の実施・報告までの流れ（画像：飯塚市役所）

関連リンク

・申請様式等のダウンロード（飯塚市ホームページ）
・事前相談専用の入力フォーム
・募集案内
・実施要領
・リーフレット

>>日本国内の仮想通貨ニュースはこちら

こちらの記事もあわせてどうぞ

東京都「デジタル証券の発行支援で補助金」対象事業者の募集開始

秋田犬保存会：ブロックチェーン活用した「デジタル血統書」を導入【世界初】

自民党web3PT「2024年版のweb3ホワイトペーパー」公開｜税制改正など様々な要望を記載