ビットコインが郵便局で購入可能に!【オーストリア】

by BITTIMES   

オーストリア郵便事業者である Österreichische Post(オーストリア・ポスト)は、首都ウィーンを本拠地にする取引所 Bitpanda(ビットパンダ)と協力することで、
ビットコイン、イーサリアム、ダッシュ、ライトコインがオフラインで購入できるサービスを 7月11日にスタートさせた。
今回の両社提携で、400を超える郵便局の支店、取引所と提携した 1,300 のお店で各暗号通貨がオフラインで購入できる。
取引の単位は 50・100・500ユーロで、郵便局での購入後株券や証券のような形で物理的な証明書が発行される。証明書情報を Bitpanda オンラインプラットフォームに入力することで購入した暗号通貨が手に入る。
オフライン取引手数料はオンライン手数料と同額の 3%に設定されており、Bitpanda はオフライン取引を自社の暗号通貨取引の主流にする考えのようだ。
今回の取り組みで、 Bitpanda はこれまで暗号通貨に興味を持っていなかった層の顧客獲得が可能になる。
このサービスで得られる利益は、ユーロ取引の 3倍になる可能性も出ているため暗号通貨への期待度は大きい。

ビットコインでガス・電気料金支払いもスタート

またオーストリア、ドイツにエネルギーを供給する企業 Switch(スイッチ)は、ガスと電気料金の支払いにビットコインが使用できるサービスを開始した。
またオフラインにも対応できるよう、証明書を発行しそのままビットコインで支払いをすることも可能になっている。
この支払いサービスは、オーストリアの消費者にとって初の出来事になる。同社の最高経営責任者の Christoph Schmidt(クリストフ・シュミット氏)は、

「支払い方法のひとつとしてビットコインを導入することで、主にデジタル決済を行なっている顧客の利益を守ります。」

と語る。
現在オーストリアは、ビットコイン取引先進国になりつつあり、卸売商品小売業者 Yipbee(イェピー)は、先月の売上の 10%がビットコインで支払われたと発表している。
今年 2月には、ウィーンにビットコインATMのような、ビットコイン専用の情報ポイントが開設され、暗号通貨に関する情報提供も行われている。
郵便局での購入やガス・電気料金の支払い証明書など、アナログな方法で取り扱われているオーストリアのビットコイン事情だが、実は同国の取引所で最も額が大きい取引方法となっている。
一度証明書を発行するこの方法は、ビットコインの利点を最大限引き出すものではないが「 ITに抵抗がある層」を顧客にする方法としては現状ベストだと考えられる。
日本でも新利用者層の獲得のためにこうした “アナログな方法” を導入することも今後の取引所の課題になってくるのではないだろうか。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

イーサリアム、今後5年で「仮想通貨の王」に ー 格付け機関Weiss Ratings予想

イーサリアム、今後5年で「仮想通貨の王」に ー 格付け機関Weiss Ratings予想

ビットコインクジラ「数億円規模の出金報告」相次ぐ|中央銀行への信頼低下も影響か

ビットコインクジラ「数億円規模の出金報告」相次ぐ|中央銀行への信頼低下も影響か

FTX×Visa:仮想通貨残高を使用できるデビットカード「世界40カ国」で展開へ

FTX×Visa:仮想通貨残高を使用できるデビットカード「世界40カ国」で展開へ

ブロックチェーン技術が世界経済キャッシュレス化への鍵!現状と今後への影響

ブロックチェーン技術が世界経済キャッシュレス化への鍵!現状と今後への影響

【ロシア】Sberbank×S7航空:ブロックチェーン基盤の「航空券販売システム」導入へ

【ロシア】Sberbank×S7航空:ブロックチェーン基盤の「航空券販売システム」導入へ

ビットコイン価格「42,000ドル」まで急落|仮想通貨全面安でもエルサルバドルは押し目買い

ビットコイン価格「42,000ドル」まで急落|仮想通貨全面安でもエルサルバドルは押し目買い

注目度の高い仮想通貨ニュース

ドージ系最新マルチチェーン・ミームコインDogeverseのプレセールが500万ドルを突破!

ドージ系最新マルチチェーン・ミームコインDogeverseのプレセールが500万ドルを突破!

「我々は全てのカードを持っている」カルダノ創設者が大型アップグレードを予告

「我々は全てのカードを持っている」カルダノ創設者が大型アップグレードを予告

メタマスク「エアドロップ受取資格の一括確認&請求機能」を追加

メタマスク「エアドロップ受取資格の一括確認&請求機能」を追加

仮想通貨決済のSlash「SVLトークンのエアドロップ」実施へ|対象者なども発表

仮想通貨決済のSlash「SVLトークンのエアドロップ」実施へ|対象者なども発表

シンボル(XYM)開発者Hatchet氏に質問できる「Symbol AMA」開催決定:Crypto Hiroba

シンボル(XYM)開発者Hatchet氏に質問できる「Symbol AMA」開催決定:Crypto Hiroba

金持ち父さん著者:キャシー・ウッド氏の「1BTC=230万ドル予想」を支持

金持ち父さん著者:キャシー・ウッド氏の「1BTC=230万ドル予想」を支持

SHIB公式パートナーのK9 Finance DAO「初代委員会メンバー11名」を発表

SHIB公式パートナーのK9 Finance DAO「初代委員会メンバー11名」を発表

Animoca Brands Japan「NFTローンチパッド」提供へ|販売希望プロジェクトも募集

Animoca Brands Japan「NFTローンチパッド」提供へ|販売希望プロジェクトも募集

シバイヌ(SHIB)プライバシー重視のL3開発に向け「1,200万ドル」の資金調達

シバイヌ(SHIB)プライバシー重視のL3開発に向け「1,200万ドル」の資金調達

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Symbol活用のNFTDriveEX「アトミックスワップv1」リリース|SHIBもサポート

Symbol活用のNFTDriveEX「アトミックスワップv1」リリース|SHIBもサポート

米国の国家予算を「ブロックチェーン」で公開する方針:米大統領候補ケネディJr氏

米国の国家予算を「ブロックチェーン」で公開する方針:米大統領候補ケネディJr氏

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

ASTRも管理できる「Polkadot{.js}」のウォレット作成方法|画像付きでわかりやすく解説

ASTRも管理できる「Polkadot{.js}」のウォレット作成方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す