2018年10月:仮想通貨ランキング結果発表|中国格付け局CCID

by BITTIMES   

中国で仮想通貨の格付けを毎月行なっている「CCID」は、第6回目となる2018年10月の暗号通貨のランキングを発表しました。今月は、イオス(EOS)が1位、イーサリアム(ETH)が2位、ビットシェアーズ(BTS)が3位となっています。

こちらから読む:中国格付け機関「CCID」評価基準と過去のランキング

ランキング「トップ3」は変わらず

EOS-top

CCIDは、2018年6月からイオス(EOS)を高く評価し続けています。総合評価でのトップ2通貨はイオスとイーサリアムが維持し続けており、3位にランクインする通貨は度々変化しています。しかしながら今回の上位3通貨は先月の格付け結果から変化しておらず、
1位ーイオス(EOS)
2位ーイーサリアム(ETH)
3位ービットシェアーズ(BTS)
という結果を前回から維持しています。

リップルは15位から7位に

XRP

その他の銘柄では大きな変化も見られており、ここ最近で良いニュースが続々と報じられていたリップル(Ripple/XRP)に関しては、前回15位だったのに対して今回は7位にまで順位を上げています。

その一方でビットコインは徐々に順位を下げてきており、2018年10月の順位は19位となっています。イノベーションの分野では圧倒的な高評価を獲得していますが、その他の仮想通貨に対する評価が高まってきていることを考えると、ビットコインはこれからさらに順位を下げる可能性があるとも考えられます。

仮想通貨格付け結果|2018年10月

2018年10月の格付け結果と評価内容は次の通りです。

1〜10位

通貨名技術適用範囲イノベーション総インデックス総合ランキング
EOS101.420.129.0150.51
Ethereum77.828.929.6136.32
BitShares87.913.39.5110.63
Nebulas72.424.213.8110.44
NEO74.226.78.0108.95
Steem85.19.811.3106.16
Ripple72.013.118.3103.47
GXChain75.220.27.6103.08
NULS65.314.322.4102.19
Komodo69.914.615.499.910

11〜20位

通貨名技術適用範囲イノベーション総インデックス総合ランキング
Lisk66.715.617.099.411
Stellar71.219.87.198.112
Ark65.517.015.598.013
IOTA66.414.315.195.814
Waves60.119.216.395.615
Stratis63.816.114.594.416
Qtum62.422.38.993.717
Cardano58.612.821.793.018
Bitcoin43.015.034.692.519
Verge68.014.16.788.720

21〜33位

通貨名技術適用範囲イノベーション総インデックス総合ランキング
Monero55.312.319.687.221
Ethereum Classic66.013.86.186.022
NANO59.814.711.285.823
Tezos56.012.516.384.824
Zcash52.115.415.082.525
Dash50.020.610.180.726
Hcash65.112.12.379.527
Bitcoin Cash44.919.512.677.128
Sia55.211.410.076.629
Bytecoin61.311.12.675.030
Litecoin45.710.414.070.031
Decred47.110.68.666.332
NEM45.916.21.863.933

基本技術トップ5

  1. イオス(EOS/EOS)
  2. ビットシェアーズ(Bitshares/BTS)
  3. スチーム(Steem/STEEM)
  4. イーサリアム(Ethereum/ETH)
  5. ジーエックスチェーン(GXChain/GXS)

適用範囲トップ5

  1. イーサリアム(Ethereum/ETH)
  2. ネオ(NEO/NEO)
  3. ネブラス(Nebulas/NAS)
  4. クアンタム(Qtum/QTUM)
  5. ダッシュ(Dash/DASH)

イノベーショントップ5

  1. ビットコイン(Bitcoin/BTC)
  2. イーサリアム(Ethereum/ETH)
  3. イオス(EOS/EOS)
  4. ナルス(Nuls/NULS)
  5. カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)

CCID絶賛の仮想通貨「イオス(EOS)」とは

CCIDは今回の格付けに伴い『イオスとイーサリアムは間違いなく世界における分散型アプリケーション(DApps)開発に最適なプラットフォーム』だと説明しており、イオス(EOS)のDAppsが非常に多くの人々に愛用されていることを説明しています。

EOSはトランザクション処理において非常に高い性能を備えていることでも知られており、将来的には「100万/秒」ものトランザクション処理を実現できるとも言われています。また、ETHとは異なり、プラットフォームを無料で利用することができるため、開発者にとっても利用しやすいプラットフォームとなっています。

しかしながら、EOSは以前からブロックチェーン自体に脆弱性があるといった指摘されており、開発者の間でも意見が分かれています。CCIDのように非常に高く評価する意見もあれば、厳しい批判の声も出ているため、格付けを行う機関によっては評価にやや違いもあります。しかしながら多くの格付け機関はEOSを高く評価しており、その中でもCCIDは特にイオスを高く評価している代表的な格付け機関であるため、今後もCCIDによるEOSへの高評価は続くことが予想されます。

技術面などに対する意見が賛否両論あるにしても、イオスが大きな話題性を持った注目の仮想通貨であることは間違いないと言えるでしょう。EOSは2018年11月2日時点では「1EOS=約607円」で取引されています。

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