
ドイツ半導体大手「infineon」自動車へのブロックチェーン導入でXAINと協力
ドイツ・バイエルン州最大の都市であるミュンヘンで昨年10月に開催された「インフォ二オン自動車サイバーセキュリティフォーラム」にて、半導体大手である「infineon(インフォ二オン)」とベルリンのスタートアップ企業「XAIN(ゼイン)」は、ブロックチェーン技術を活用した自動車向けアプリケーションを発表し、合同のデモンストレーションを行いました。
こちらから読む:自動車向けアプリに活用される「ブロックチェーン技術」とは?
「infineon」と「XAIN」の提携により、ブロックチェーンスタートアップ企業「XAIN」が提供する人工知能(AI)とサイバーセキュリティの技術を「インフォ二オン」のハードウェア技術と統合し、自動車向けのアプリケーションの共同開発やマーケティング、コネクテッドカーのプライバシーなど様々なニーズを満たす事になるとの事です。
インフォ二オンの自動車部門の責任者であるPeter Schiefer(ピーター・シーファー)氏は以下のように述べています。
サイバーセキュリティは、将来の情報化された自動車業界においてきわめて重要です。これに伴い、ブロックチェーン技術のポテンシャルに期待しています。車両に組み込むことによって、より安全なシステムを構築するのに役立ちます。
同氏は「ブロックチェーンを自動車技術に適用してXAINの技術と組み合わせれば、これまでにない機能性を実現する事ができる」と主張しており、自動決済取引、フレキシブルカーシェアリング、キーレスアクセス、自動運転機能などのサービスを向上させることができると期待しています。
これらのサービスは、ユーザーにマシンデータや特定のデータに柔軟にアクセス権を付与できるようにする事で有効化され、優良運転者などの保険料を軽減すると言ったサービスも検討されています。
インフォ二オンが提供している全ての「第2世代AURIX™マイクロコントローラ」は、すでにブロックチェーンの実装が可能となっており、自動車に使用される通信プロセスの制御、監視、セキュリティタスクの実行などが可能となっていました。
しかし、新しいデータブロックを生成するマイニングには強力な計算能力が必要となるため、高性能プロセッサで実行されていましたが、XAINはこの問題を解消するため低燃費電力のデバイスでも実行できるプロセスを開発中だと報告しています。
自動車業界のブロックチェーン技術導入は非常に目覚ましいものとなっています。大手自動車メーカーは積極的に技術活用に取り組んでいるため、今後はますます私たちの生活が便利になる可能性があります。
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