仮想通貨決済にも対応か?Softbank・TOYOTAのMaaS連合に「bitFlyer」が参加

by BITTIMES

トヨタ自動車(TOYOTA)とソフトバンク(Softbank)の合弁会社であり、モビリティサービスを手がけている「MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)」の企業コンソーシアムに仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)が参加していることが明らかになりました。

こちらから読む:ビットコイン一強の時代が始まる?「仮想通貨」関連ニュース

「MONET Technologies」とは

MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)は、東京都港区に本社を置く「トヨタ自動車(TOYOTA)」と「ソフトバンク(Softbank)」の合弁会社であり、トヨタが構築したモビリティサービスプラットフォーム(MSPF)」とソフトバンクの「IoTプラットフォーム」を連携させることによって、
・オンデマンドモビリティサービス
・データ解析サービス
・Autono-MaaS
などの事業を扱っています。

「Autono-MaaS」とは、Autonomous Vehicle(自動運転車)とMaaS(モビリティサービス)を組み合わせた造語であり、トヨタの自動運転車を利用した"人やモノを運ぶサービス"のことを指します。具体的な取り組みとしては、トヨタのMaaS専用次世代電気自動車である「e-Palette(イーパレット)」を使ったサービスなどを2023年以降に提供することを計画しているとされています。

国内大手企業が多数参加する「MONETコンソーシアム」

モネ・テクノロジーズはすでに横浜市や愛知県豊田市といった全国17の自治体とも連携しており、2019年3月には、
コカコーラ
・サントリー
・JR東日本
・フィリップス・ジャパン
・三菱地所
・ヤフー
といった日本国内の大手企業が数多く参加する「MONETコンソーシアム」を設立しています。

このコンソーシアムは企業間でアイデアを出し合うことによって、新しいサービスの構想を立ち上げており、
・コカコーラは「自走式の自動販売機」
・サントリーは「ビールを販売する移動サービス」
・フィリップスは「移動式クリニック」
といった構想を発表しているとされています。

設立当初の参加企業は88社となっていたものの、その後は参加企業が続々と増えてきていることが報告されており、同社の公式サイトでは2019年6月末時点で加入企業が276社に達していることが報告されています。

コンソーシアムには「仮想通貨取引所bitFlyer」も参加

「MONETコンソーシアム」にはすでに様々な業種の企業が参加しており、特に参加企業が多い業種は、
・金融・保険
・建設・不動産
・システム・リサーチ
・交通・モビリティサービス
・小売・外食
・情報・サービス
だと報告されています。

モビリティサービスではキャッシュレス決済の導入が必須になると言えるため、このコンソーシアムには国内の大手銀行やカード会社などが多数参加していますが、新しく参加した企業の中には仮想通貨取引所を運営する「bitFlyer(ビットフライヤー)」の名前も含まれています。

bitFlyerが仮想通貨交換業社であることを考えると、将来的にはモネ・テクノロジーズが提供するサービスの決済手段として、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨が採用される可能性もあると期待されますが、ビットフライヤーは独自のブロックチェーンである"miyabi"の活用などでも企業と協力しているため、"ブロックチェーン技術活用"の面で協力している可能性もあると考えられます。

bitFlyerからの公式発表は行われていないためその詳細は不明であるものの、ビットフライヤーは仮想通貨の取引だけでなく「仮想通貨決済サービス」や「ビットコインがもらえるサービス」なども展開しているため、今後のサービス拡大には期待が高まります。

>>「MONET Technologies」の公式サイトはこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

著名作家Jeff Booth:ビットコインは「世界の準備通貨」になる可能性が高い

著名作家Jeff Booth:ビットコインは「世界の準備通貨」になる可能性が高い

日本銀行「中央銀行デジタル通貨の実証実験」開始|CBDCの基本機能を検証

日本銀行「中央銀行デジタル通貨の実証実験」開始|CBDCの基本機能を検証

仮想通貨マイニングに「オーディオファイル」を悪用|埋め込み型マルウェアに要注意

仮想通貨マイニングに「オーディオファイル」を悪用|埋め込み型マルウェアに要注意

生命保険業に「ブロックチェーン・デジタル通貨」応用へ:大同生命×ディーカレット

生命保険業に「ブロックチェーン・デジタル通貨」応用へ:大同生命×ディーカレット

Twitter:ロゴ画像を「青い鳥」に再度変更|ドージコイン価格下落

Twitter:ロゴ画像を「青い鳥」に再度変更|ドージコイン価格下落

ゲーム向けの「IOTA決済システム」誕生|Unity使用した全てのプラットフォームに対応

ゲーム向けの「IOTA決済システム」誕生|Unity使用した全てのプラットフォームに対応

注目度の高い仮想通貨ニュース

CoinExのハッキング「推定損失額は100億円以上」今後の対応や被害内容などで続報

CoinExのハッキング「推定損失額は100億円以上」今後の対応や被害内容などで続報

三菱UFJ信託銀行 × Ginco「暗号資産信託」提供に向けて協業

三菱UFJ信託銀行 × Ginco「暗号資産信託」提供に向けて協業

eコマース大手Shopify「Solana Pay」に対応|USDC決済の受け入れが可能に

eコマース大手Shopify「Solana Pay」に対応|USDC決済の受け入れが可能に

Binance NFT「Polygonネットワークのサポート終了」を発表

Binance NFT「Polygonネットワークのサポート終了」を発表

グレイスケール:ビットコインETFに関する裁判で米SECに勝訴|主要仮想通貨の価格も急騰

グレイスケール:ビットコインETFに関する裁判で米SECに勝訴|主要仮想通貨の価格も急騰

Grayscaleのビットコイン保有量は「世界2位」ArkhamがGBTCのオンチェーン資産を特定

Grayscaleのビットコイン保有量は「世界2位」ArkhamがGBTCのオンチェーン資産を特定

Zodia Custody × OpenEden:機関投資家向けに「ステーキングサービス」提供へ

Zodia Custody × OpenEden:機関投資家向けに「ステーキングサービス」提供へ

SBIレミット「XRP活用した国際送金サービス」を強化|3カ国の銀行口座宛送金が可能に

SBIレミット「XRP活用した国際送金サービス」を強化|3カ国の銀行口座宛送金が可能に

X(Twitter)仮想通貨決済・ウォレット関連のライセンス取得

X(Twitter)仮想通貨決済・ウォレット関連のライセンス取得

チャンサーとリップル:XRP価格予測は分散型ベッティングにどのような利益をもたらすか?

チャンサーとリップル:XRP価格予測は分散型ベッティングにどのような利益をもたらすか?

ARK Investと21Shares「イーサリアム現物ETF」を申請

ARK Investと21Shares「イーサリアム現物ETF」を申請

チャンサー(Chancer)プレセールは仮想通貨市場を席巻できるのか?

チャンサー(Chancer)プレセールは仮想通貨市場を席巻できるのか?

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

イオス(EOS)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所などNEW

イオス(EOS)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

レンダートークン(Render Token/RNDR)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

レンダートークン(Render Token/RNDR)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Binance Japan(バイナンスジャパン)とは?サービス内容・特徴・取扱う暗号資産などを解説

Binance Japan(バイナンスジャパン)とは?サービス内容・特徴・取扱う暗号資産などを解説

アービトラム(Arbitrum/ARB)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

アービトラム(Arbitrum/ARB)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

マーブレックス(MARBLEX/MBX)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

マーブレックス(MARBLEX/MBX)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

ワールドコイン(WLD)とは?分散型IDで仮想通貨を配布する話題のプロジェクト

ワールドコイン(WLD)とは?分散型IDで仮想通貨を配布する話題のプロジェクト

人気のタグから探す