ブロックチェーンで家や土地をトークン化「不動産売買サービス」事前登録の受付開始
ブロックチェーン技術を用いた資産所有証明サービスを展開している「株式会社Zofuku」は、同社が提供する新サービス「Zofuku Real Estate(仮)」の事前登録申し込み受付を2019年10月28日から開始しました。このサービスは、不動産をトークン化することによって、より効率的に不動産の売買を行うことができる環境を提供しています。
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「Zofuku Real Estate」とは?
株式会社Zofukuが提供する「Zofuku Real Estate(仮)」は、不動産の所有権をトークンに移転することによって、より簡単に販売することができるサービスです。
一般的に不動産の売買を行う場合には、数ヶ月単位の時間がかかり、売買に必要な書類を提出したり、手続きを行ったりするだけでも大きな労力を必要としますが、同社のサービスを使用すれば家や土地の利用権を証明するNFTトークンを購入するだけで簡単に家の実質的なオーナーになることができると説明されています。
また、支払いは仮想通貨で行われるため立ち会う必要もなく、取引は半永久的に残るため、情報が改ざんされる心配もないとされています。物件や土地の購入から登記までの手続きは同社が全て代行するとのことです。
不動産のトークン化で「取引を効率化」
不動産の売買を行う際には「書類手続き」や「立ち合いのもとでの支払い」などが必要となるため、多くの時間と手間がかかります。同社は、このような複雑さが"不動産の流動性低下"の原因になっていると指摘しており、一度不動産を購入すると売却することが難しいため、結果的に"購入"ではなく"賃貸"を選択することに繋がっているケースも見られると説明しています。
Zofukuはこのような問題を解決するために「登記された所有権データを"トークン化"する方法」を採用しています。これらのトークンは1つの物件に対して1トークン(NFT)発行され、ブロックチェーン上に記録されているため、不動産の所有者は半永久的に所有権を証明することができます。
また、同社との取引は仮想通貨決済で完結するようになっているため、物件の購入ページにERC20規格に対応した「Metamask(メタマスク)」などのウォレットを接続し、通貨の送信と署名を行うことで簡単に契約・取引を行うことができると説明されています。仮想通貨決済を採用することによって「海外から購入する場合には、金融機関を使うよりも送金手数料を安く抑えることができる」という利点も生まれています。
今回の発表ではこの「Zofuku Real Estate(仮)」のサービスにおいて、
・不動産物件情報を掲載する不動産事業者の事前登録
・家を買いたい・売りたいユーザーの事前登録
が2019年10月28日から開始されたことが発表されています。より詳しい情報は以下の公式サイトをご覧ください。
>>「株式会社Zofuku」の公式サイトはこちら
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