人気ゲームブックを「ブロックチェーン版」にリニューアル|Microsoftなどが共同開発
ソフトウェア開発会社「Microsoft(マイクロソフト)」、ゲーム開発会社「Eidos(アイドス)」、ロールプレイングゲーム「Fable(フェイブル)」のチームが協力して、1980年代にヒットしたアドベンチャーゲームブック「The Way of the Tiger」を"ブロックチェーンゲーム"として復活させることが明らかになりました。
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「The Way of the Tiger」とは
「The Way of the Tiger」とは、複数の著名なファンタジーゲームブックの著者であるMark Smith(マーク・スミス)氏とイギリスの作家・ゲーム開発者であるJamie Thomson(ジェイミー・トムソン)氏が手がけ、1980年代にヒットしたアドベンチャーゲームブック(*1)です。
(*1)ゲームブック:読者の選択によってストーリーの展開と結末が変わるように作成された、ゲームとして遊ばれることを目的としている本のこと
原作シリーズは、
1.Avenger!
2.Assassin!
3.Usurper!
4.Overlord!
5.Warbringer!
6.Inferno!
という6冊の本で構成されており、読者は「盗まれた巻物を取り戻す若い忍者」としてゲームをプレイする内容となっていました。
このゲームブックは名作ゲームブックの1つとして知られていましたが、今回の発表では新しく"ブロックチェーンゲーム"として復活することが明らかにされています。
ブロックチェーンゲーム「Arena of Death」として復活
(画像:「The Way of the Tiger」Twitter)
Microsoft(マイクロソフト)、Eidos(アイドス)、Fable(フェイブル)のチームは「VeChain Thor」のブロックチェーン技術を用いて「The Way of the Tiger」を復活させます。ゲームのタイトルは「Arena of Death(アリーナ・オブ・デス)」へと改名されており、ゲームのプレイヤーは原作と同じキャラクターやスキル・魔法を使いながら、ファンタジーの世界でカードバトルを繰り広げます。
このカードゲームには現在仮想通貨業界で人気を集めている「Non-Fungible Token(NFT)」が活用されていると伝えられているため、ゲーム内で使用されるカードは固有の性質を持ったトークン資産として取引できるようになると予想されます。
「The Way of the Tiger」の原作者でありながら、新作ゲームのCEOでもあるJamie Thomson(ジェイミー・トムソン)氏は「Arena of Death」にブロックチェーン技術を活用した理由について次のように語っています。
ブロックチェーン技術を導入するのに適切な時期だと感じました。私たちは元々、このシリーズを"コンピューターゲーム形式"で立ち上げる予定でしたが、この新しいテクノロジー(ブロックチェーン)の方が意味があると考えました。
「Magic the Gathering」をプレイするのを想像してみてください。あなたが所有しているカードは"本当にあなたのもの"ということになります。私たちが「アイテムやスキルは100個限定だ」と言えば、実際にアイテムは100個限定であり、あなたはそれを確認することができます。
今回の発表では、新作ブロックチェーンゲームのプロモーション資料とロードマップは2019年12月1日に公開される予定であり、2020年には"ゲーム業界の最有力候補"として登場する予定だと説明されています。
(参照元:PRWeb.com)
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