ブロックチェーンで「音楽配信を効率化」Bluebox提供へ:Ditto Music
イギリスに本社を構える音楽配信会社「Ditto Music」は、アーティストやクリエイターにより高い収益をもたらす新しいブロックチェーンソリューション「Bluebox(ブルーボックス)」をリリースする予定だと伝えられています。
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アーティスト・クリエイターに「より高い収益」を
Ditto Musicはイギリスに本社を構える音楽配信会社であり「Spotify、iTunes、Google Play、Amazon、VEVO、Apple Music、Beatport、Deezer、Shazam」などを含めた160種類のミュージックストアに音楽を配信しています。
同社はイギリスのリバプールに本社を構えているものの、その他多くの国に拠点を構えており現在は「ロンドン、ナッシュビル、ニューヨーク、メルボルン、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデン、インド、メキシコ、ブラジル、フィリピン」などの地域に拠点を構えています。
今回明らかにされた「Bluebox(ブルーボックス)」は、"アーティストとクリエイターにより高い収益をもたらすことができるブロックチェーンソリューション"だと説明されており、2020年5月頃にはリリースされる予定だと伝えられています。
「再生状況の正確な追跡・個別の収益化」が可能に
Bluebox(ブルーボックス)の具体的な仕組みとしては、ブロックチェーン技術を利用してソングライター・アーティスト・プロデューサーの権利に関するデータを記録すると共に、スマートコントラクトの技術を利用することによって、楽曲作成時点で著作権や出版社などの情報を即座に登録できるようにすると説明されています。
これにより、アーティストの人々はスタジオなどで収録を行った時点で著作権などの重要な情報を記録し、それらの情報をブロックチェーン上で安全に管理することができるようになります。
また、このシステムを採用することによって楽曲が使用されるたびに個別に支払いを受けることができるようになり、登録された全ての音楽の再生状況を正確に追跡することができるようになるとも説明されているため、アーティストの人々はこれまで不正利用などによって収益化できていなかった部分の報酬を適切に受け取ることができるようになると期待されます。
2年の期間をかけて開発された「Bluebox」は、今年5月の発売以降は世界中に住む250,000人のアーティストユーザーが自由に利用できるようになるとのことです。
(参照元:Music Business Worldwide)