
ビットコインSVの「半減期」到来|BSV価格への影響は?
ビットコインSV(BitcoinSV/BSV)は2020年4月10日に通貨誕生後初めてとなる「半減期」を迎えました。今のところ価格への影響は見られていないものの、ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)の半減期後には一時的にハッシュレート(採掘速度)の低下が観測されているため、BSVでも同様の影響が出る可能性があると考えられます。
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ビットコインSV「半減期」到来|価格変動は見られず
ビットコインSV(BSV)は2020年4月10日に実行ブロック630,000に達し「半減期」を迎えました。これによりBSVのマイニングによって得られる報酬の額は、1ブロックあたり12.5BSVから1ブロックあたり6.25BSVへと減少することになります。
BSVの価格は、ビットコインキャッシュ(BCH)の半減期を目前に控えた2020年4月8日に急騰したものの、その後はどちらの通貨でも大幅な上昇は観測されておらず、記事執筆時点でのBSV価格は「1BSV=22,883円」となっています。
2020年4月3日〜2020年4月10日 ビットコインSVのチャート(画像:Coingecko)
なお、今回の半減期のタイミングとなった630,000番目のブロックのマイニングは「SBIホールディングス」の傘下で仮想通貨のマイニングを行っている「SBIクリプト」が行なったことが報告されています。
採掘速度に影響する可能性も?
仮想通貨業界ではBSV・BCHの半減期が訪れたことによって、マイナーの人々がビットコイン(BTC)のマイニングに移行する可能性があるとの意見が出ており、実際に「2,000〜5,000PH/s」ほどだったBCHのハッシュレート(採掘速度)は半減期後に「421PH/s」まで落ち込んでいます。
現在BCHのハッシュレートは回復してきているものの、半減期直後は通常10分程度で行われるブロック生成に2時間ほどの時間がかかったことが報告されているため、BSVのハッシュレートがこれから低下することになれば、BSVでも同様に一時的な送金などの遅延が発生する可能性もあると考えられます。
2020年4月3日〜2020年4月9日 BTC・BCH・BSVのハッシュレート(画像:coin.dance)
BCH・BSVのマイニング報酬額が減少したことによって、一部のBCH・BSVマイナーがBTCマイニングに移行している可能性はあると考えられますが、ビットコインも2020年5月12日頃に半減期を迎えるため、BTCの半減期後にはハッシュレートも落ち着くことになると予想されます。
今のところ仮想通貨価格への影響はほとんど見られていないものの、ビットコインの半減期後には価格上昇が起きると期待する意見が数多く出ているため、今後の値動きにも注目です。
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