Libra協会にNPO団体「Heifer International」が参加
世界の飢餓と貧困を撲滅することを目的とする非営利団体(NPO)「Heifer International(ヘイファー・インターナショナル)」は、2020年4月20日に「Libra Association(リブラ協会)」に加盟したことを発表しました。
こちらから読む:ホワイトペーパー"2.0"公開「Libra」関連ニュース
農家の人々に「金融システムへのアクセス」を提供
Heifer International(ヘイファー・インターナショナル)は世界の飢餓と貧困を撲滅することを目指した活動を行なっているグローバルな非営利団体(NPO)であり、農家の人々や事業主などが長期的に農業を営むことができるようにするための教育や支援活動を世界21カ国で行なっています。
ヘイファー・インターナショナルは、国連食糧農業機関の調査結果を引用して『現在は小規模農家の10%未満しか金融システムにアクセスできていない』と述べており、仮想通貨Libra(リブラ)のネットワークに参加することによって、金融システムにアクセスできていない農家の人々に新しいアクセス手段を提供したいと考えていることを説明しています。
従来の金融システムを利用した場合には高い取引手数料がかかってしまうため、これまでは多くの人々が地元の貸金業者などに頼っており、高額な利子やローンを返済するために家族が出稼ぎに出て家にお金を送金していたとのことです。
しかし、出稼ぎに出てお金を送金した場合にも結果的には"送金手数料"がかかることになるため、このようなコストを削減するためにも低コストかつスムーズにお金を移動することができる「Libra」のネットワークに参加することを決定したとされています。
Libra協会からはすでに複数の企業が脱退しているものの、その後は新たに加盟する企業も増えてきており、「Heifer International」が加盟したことによってLiba協会の参加企業は23社になったと報告されています。
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