EMURGO:Cardanoステーキング採用促進に向け「Moonstake」と提携
カルダノ(Cardano/ADA)の公式商業化部門である「EMURGO(エマーゴ)」は2020年8月11日に、ブロックチェーンとステーキング技術に特化したシンガポールのテクノロジー企業「Moonstake(ムーンステーク)」と提携したことを発表しました。今回の提携によって、Moonstakeが展開しているウォレットでもCardano(ADA)のステーキングがサポートされることになっています。
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Moonstake Walletで「ADAのステーキング」が可能に
EMURGO(エマーゴ)が提携を結んだ「Moonstake(ムーンステーク)」は、アジア最大のステーキングプールネットワーク構築を目指して設立されたケイマン諸島とシンガポールを本拠地とするテクノロジー企業であり、ブロックチェーン市場で増大する需要を満たすためにステークプールプロトコルを開発しています。
Moonstake(ムーンステーク)は、2,000種類の暗号資産を管理しながら安全にステーキングに参加することができる「Moonstake Web Wallet」や「Moonstake Mobile Wallet」などのウォレットをリリースしており、ステーキング可能な暗号資産の数も増やしています。
これらのウォレットは記事執筆時点で
・テゾス(Tezos/XTZ)
・コスモス(Cosmos/ATOM)
・オントロジー(Ontology/ONT)
・ハーモニー(Harmony/ONE)
・アイリスネットワーク(IRISnet/IRIS)
のステーキングに対応していますが、今回の提携によって「カルダノ(Cardano/ADA)」もサポートされるようになるとのことです。
カルダノ(Cardano/ADA)は先月末に「Shelley(シェリー)」の時代に突入する大型アップグレードを完了したため、現在は一部のウォレットなどでステーキングが可能となっていますが、「Moonstake Wallet」でADAのステーキングがサポートされることによって、カルダノのステーキングがさらに活発化すると期待されています。
今後はより多くのバリデータを追加予定
Moonstake(ムーンステーク)は、すでに3つの初期バリデータをADAステーク用に設定していますが、今後はさらに多くのバリデータが追加される予定だと報告されています。この初期期間中は互換性を検証するために、ADAステーキングプールの本格的な実装に沿って徹底的な技術評価を実施するとのことです。
「Moonstake Wallet」は現時点ではCardanoのステーキングをサポートしてませんが、同ウォレットの利用者は間もなくADAステーキングプールに簡単かつ安全に参加できるようになり、MoonstakeのADAプールは最大のステーキングプールの1つになると説明されています。
EMURGOのCEOである児玉 健(こだま けん)氏は、今回の提携について次のように述べています。
アジア最大のステーキングプールネットワークの構築に取り組んでいる「Moonstake」と提携できることに興奮しています。このパートナーシップによって、Cardanoの分散型ブロックチェーンエコシステムがさらに強化され、より幅広いブロックチェーンコミュニティが成長すると信じています。
カルダノ(Cardano/ADA)のステーキングネットワークは急速に活発化してきており、記事執筆時点のアクティブプール数は966、ステーキングに参加しているアドレス数は28,205に達していると報告されているため、カルダノネットワークの分散化は今後も順調に進んでいくことになると予想されます。
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