Grayscale「AI関連トークンに投資する仮想通貨ファンド」ローンチ|NEAR・FILなど5銘柄
by
BITTIMES
米国のデジタル資産運用会社であるGrayscale(グレースケール)は2024年7月17日に、AI(人工知能)関連のトークンに投資するAI特化型仮想通貨ファンド「Grayscale Decentralized AI Fund LLC」を発表しました。
Grayscale Decentralized AI Fund LLC(グレースケール分散型AIファンドLLC)は、仮想通貨業界のAI関連プロトコルに投資する適格投資家向けの仮想通貨ファンドで、発表時点では「TAO・FIL・LPT・NEAR・RNDR」の5銘柄が投資対象とされています。
2024年7月16日時点におけるポートフォリオの割合については以下のように報告されていますが、今後は四半期ごとに保有資産のリバランス(再調整)が実施されるとも説明されています。
銘柄 | 割合(2024年7月16日時点) |
ニア(Near/NEAR) | 32.99% |
ファイルコイン(Filecoin/FIL) | 30.59% |
レンダー(Render/RNDR) | 24.86% |
ライブピア(Livepeer/LPT) | 8.64% |
ビットテンソル(Bittensor/TAO) | 2.92% |
なお、このファンドは分散型AI資産を以下3つの主要カテゴリーに分類しているとのことです。
- 分散型AIサービスを構築するプロトコル(チャットボットや画像生成サービスなど)
- 中央集権型AI関連の問題に対する解決策を構築するプロトコル(ボット、ディープフェイク、偽情報に対する信頼性チェックなど)
- AI技術開発に不可欠なインフラとリソース(データストレージ、GPU計算、3Dレンダリング、ストリーミングサービスなどの分散型マーケットプレイス)
グレースケールのプロダクト&リサーチ部門責任者であるレイハネ・シャリフ・アスカリー氏は公式発表の中で「ブロックチェーン基盤のAIプロトコルは、分散化・アクセシビリティ・透明性の原則を具現化している。これらのプロトコルがAI技術の普及に伴う根本的なリスクを軽減することに役立つと考えている」と語っています。
なお「NEAR・FIL・RNDR」の3銘柄は日本国内の暗号資産取引所にも上場しているため、日本居住者でも比較的簡単に取引することができます。
こちらの記事もあわせてどうぞ
(Grayscale公式発表)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
関連のある仮想通貨ニュース
OKCoinJapan:ネオ(NEO)取扱いへ【国内初上場】
ビットコインで投げ銭できる分散型SNS「Damus」App Storeで公開
富裕層の73%が「暗号資産投資」に関心|2022年末までの購入を検討【DeVere Group調査】
Ripple社が支援するゲーム関連企業「Forte」新たに4社とのパートナーシップを発表
Sparkトークン付与に向けた「スナップショット」無事完了|XRP価格への影響は?
暗号資産取引所「FTX Global」の使い方ガイド|各種サービスの概要・利用方法も解説
注目度の高い仮想通貨ニュース
仮想通貨ニュース | 新着記事一覧