OKEx「ライトニングネットワーク」統合へ|ビットコイン送金を高速・低コストに
グローバルに仮想通貨取引サービスを展開している大手暗号資産取引所「OKEx」は2021年2月2日に、ビットコイン(Bitcoin/BTC)を素早く安い手数料で送金することができる技術である「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」を取引所のシステムに統合することを発表しました。これによってOKExのユーザーはより速く、より安い手数料で少額のBTCを送金することができるようになります。
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OKEx「ライトニングネットワーク」統合へ
OKEx(オーケーイーエックス)は2021年2月2日に、ビットコイン(BTC)を素早く安い手数料で送金することができる技術である「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」を取引所のシステムに統合することを発表しました。
Lightning Network(ライトニングネットワーク)はビットコインが抱える「高額な取引手数料・送金時間の遅延・拡張性」などの問題を解決することを目的として2015年に提案された技術であり、"ビットコインの利便性を高めることができる重要技術"として以前から注目されています。
ビットコイン(BTC)を送金する場合には、時によって数千円〜数万円の取引手数料がかかる場合があり、送金が完了するまでの時間に関しても10分またはそれ以上の時間がかかるため、少額送金や即時送金を希望する場合にはこれらの問題がネックとなっていましたが、「Lightning Network」の技術を用いて送金すれば、ほぼゼロに近い手数料で瞬時にBTCを送金することが可能になります。
ビットコインエコシステムの開発を促進
OKExは公式発表の中で『ライトニングネットワークの統合は"最先端のビットコインテクノロジーを世界にもたらし、ビットコインエコシステムの開発を促進する"というOKExの目標を示すものだ』と説明しており、同社のCEOであるJay Hao氏は『私たちはユーザーの送金手数料と送金時間を削減するための方法を常に模索している。ライトニングネットワークのような技術を統合することによって、より競争力のあるサービスを提供することができる』と語っています。
ライトニングネットワークの統合は「次の四半期」に実施されると説明されており、これによってOKExの利用者はBTCの入出金を行う際に『Lightning Network』のオプションを選択することが可能になると伝えられています。
Lightning Networkの技術は数年前までは「ウォレットアプリ」や「ビットコイン決済サービス」などを中心に採用されていましたが、最近では大手暗号資産取引所でも採用され始めており、昨年12月には大手暗号資産取引所「Kraken(クラーケン)」も『2021年にライトニングネットワークを統合する』との発表を行っています。