スイスの暗号資産取引所Lykke「XRP取引サービスの再開」を決定
スイスの暗号資産取引所である「Lykke(リッケ)」が、米国証券取引委員会(SEC)がRipple(リップル)社を提訴したことを受けて一時的に停止していたXRPの取引サービスを再開する方針を固めたことが明らかになりました。同社のCEOは『XRPは従来の金融とブロックチェーンを繋ぐための重要な技術である』と語っています。
「XRPは伝統金融とブロックチェーンを繋ぐ重要技術」
スイスの暗号資産取引所である「Lykke(リッケ)」は、米国証券取引委員会(SEC)がRipple(リップル)社を提訴したことを受けてXRPの取引サービスを2021年1月に停止していたものの、2021年3月26日には同社がXRP取引サービスを再開する方針を固めたことが明らかになりました。
同社の創設者兼CEOであるRichard Olsen(リチャード・オルセン)氏は26日のツイートで『XRPは従来の金融とブロックチェーンを繋ぐための重要な技術であり、規制当局によってXRPの再上場が認められるのは重要な節目である』とコメントしています。
We are thrilled to #RelistXRP - bridging the gap of traditional finance with the new world of blockchain is our mantra and #XRP is foundational to achieving this goal; it is a milestone that regulation allows us to relist, a big step forward. https://t.co/DPaECaJXlU
— Richard Olsen (@richardbolsen) March 26, 2021
私たちはXRPの再上場にワクワクしています。私たちは「従来の金融とブロックチェーンという新しい世界を繋ぐこと」をモットーとしていますが、XRPはこの目標を達成するための基盤となります。規制当局によって再上場が認められるのは重要な節目であり、大きな前進です。
Ripple社に対する訴訟問題によって、米国をはじめとする複数の仮想通貨関連企業は『XRP関連サービスの一時停止』を発表していましたが、最近ではXRPコミュニティを中心として"XRPの再上場"を求める「#RelistXRP」運動が活発化しています。
Lykke(リッケ)はスイスを拠点とする暗号資産取引所であるため、同取引所のXRP再上場が「米国を拠点とする暗号資産取引所でのXRP再上場」に与える影響はそれほど大きくないとも考えられるものの、今回の決定は仮想通貨XRPにプラスの影響を与えると期待されています。
なお「CoinMarketCap」のデータによると、Lykkeで提供されているXRP関連の取引ペアは「XRP/EUR、XRP/USD、XRP/CHF、XRP/BTC、XRP/ETH」の5種類とされています。
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