南米ウルグアイ「初の仮想通貨ATM」を設置|ビットコインなど5銘柄に対応
南米ウルグアイの都市プンタ・デル・エステに、同国初の仮想通貨ATMが設置されたことが「Ámbito Financiero」の報道で明らかになりました。この仮想通貨ATMはウルグアイ政府から資金提供を受けて同国の仮想通貨関連企業である「URUBit」と「inBierto」の2社が共同で開発・設置したものであるとのことで、BTC・BNB・BUSD・FRT・URUBなどといった複数の暗号資産をサポートしていると報告されています。
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BSC関連トークンなど「合計5銘柄」をサポート
ウルグアイ・マルドナド県にある都市プンタ・デル・エステに、同国初の仮想通貨ATMが設置されたことが「Ámbito Financiero」の報道で明らかになりました。
プンタ・デル・エステに設置された仮想通貨ATMは、同国の仮想通貨関連企業である「URUBit」と「inBierto」の2社が共同で開発・設置したものであるとのことで、『この取り組みはウルグアイ政府よって100%資金提供されている』とも報告されています。
この仮想通貨ATMは、URUBitが管理する「ウルビット(Urubit/URUB)」と、inBiertoが管理する「フェレット・トークン(Ferret Token/FRT)」を含めた以下5種類の暗号資産をサポートしているとのことで、主に「バイナンススマートチェーン(Binance Smart Chain/BSC)」関連の仮想通貨に対応していると報告されています。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)
・バイナンスUSD(BinanceUSD/BUSD)
・ウルビット(Urubit/URUB)
・フェレット・トークン(Ferret Token/FRT)
イーサリアム関連の仮想通貨がサポートされていない理由については「ブロックチェーン上での取引手数料が高額であること」が挙げられており、『私たちの目的は"ウルグアイで暗号資産の導入を促進すること"である。イーサリアムの取引手数料は26ドルに上昇したが、10ドルの取引を行う際に26ドルの手数料がかかるのはビジネスとしてありえない。そのため、より早く、より安いBSCから始めるのが望ましい』と説明されています。
また、既存の仮想通貨ATMを設置しなかった理由については『これらの技術がウルグアイでは開発されていなかったため、全て自分達で開発することにした』と説明されており、2022年末までにより多くの地域に仮想通貨ATMを設置していく計画であることなども報告されています。
仮想通貨ATMを設置する国は徐々に増えてきており、昨年8月にはエルサルバドルに隣接する中米の国「ホンジュラス」で同国初の仮想通貨ATMが設置されたことなども報告されています。