SBINFT:NFTマーケットプレイス機能をWebAPIで提供「TOKEN CONNECT」発表

by BITTIMES

SBINFT株式会社は2022年10月27日に、NFTの発行・出品・購入・管理など全ての機能をWebAPIで提供するサービス『TOKEN CONNECT』を発表しました。同社はこのサービスを通じて、NFTの発行・販売から取引データ管理・会計・税務などの煩雑なオペレーションを専門知識がなくても運営できるようにし、NFT事業への参入障壁をなくし、縦横無尽にWeb3の可能性を拡張していくと説明しています。

こちらから読む:モナコインのNFTマーケット、プレサービス開始「NFT」関連ニュース

NFTマーケットの様々な機能全てを「WebAPI」で提供

SBINFT株式会社は2022年10月27日に、NFTの発行・出品・購入・管理など全ての機能をWebAPIで提供するサービス『TOKEN CONNECT』を発表しました。

同社は2021年4月に日本初の承認制NFTマーケットプレイス「SBINFT Market」をリリース、その後は公認アーティストや提携パートナーとともにサービスを提供していますが、今後はそのようなNFTを通じた新たな価値提供の基盤を『TOKEN CONNECT』を通じてより多く人々に広げていくと説明されています。

日本国内では様々なコンテンツ事業者が"NFT事業への参入"を検討・準備していますが、実際に参入する際には「NFTや暗号資産の知識、秘密鍵の管理方法、会計・財務処理」など様々な知識・技術が必要となるため、なかなか事業開始には至れない状態となっていたとのことですが、『TOKEN CONNECT』ではこのような課題を解決するために、NFTマーケットプレイス事業に関する豊富な機能や運営ノウハウ、会計・財務処理に関するサポートなど、全ての業務をワンストップで提供、スピーディかつ低コストでNFTマーケットプレイス事業の展開が行えるようサポートするとされています。

『TOKEN CONNECT』では、豊富な機能が全て"WebAPI"で提供されるため、自社サービスのデザインにあわせてマーケットプレイスを構築することが可能、デジタルコンテンツ・チケット・電子書籍など様々なプロダクトを新たにNFTコンテンツとして、自社ブランドを活かしたまま自由にキュレーションすることができるとのことです。

『TOKEN CONNECT』の機能について

『TOKEN CONNECT』が提供する機能としては以下の5点が挙げられています。

NFT発行機能

画像・映像・3Dファイルなどの各種オリジナルコンテンツのNFTを発行することができる。(対応ファイル形式:JPG、JPEG、PNG、GIF、MP3、OGG、WAV、M4V、MP4、MOV、GLTF、GLB、FBX、VOX)

マーケットプレイス内のCreateボタンからファイルをアップロードし、コレクション・タイトル・ディスクリプション・ジャンル・ロイヤリティ・保存先を設定して、発行ボタンを押すだけで簡単にNFTを作成することが可能。

現状「SBINFT Market」では認証されたウォレットのみNFT発行を許可しているが、今回のサービスでは利用者の設定により一般開放することも可能。

NFT販売機能

NFT販売形式は「固定価格」と「オークション」の2種類。

  • 固定価格:販売したいNFTをマイページから選択し、それぞれに対応した暗号資産で金額を設定。固定価格で一次販売の場合は、クレジットカード決済での支払いも選択が可能。(クレジットカードの利用には別途審査あり)
  • オークション販売:販売したいNFTを選択、オークションのスタート価格や対応した暗号資産で設定し、オークション開始日時と終了日時を決める。(オークション販売はクレジットカード決済には非対応)

NFT購入機能

利用者は、販売されているNFTをそれぞれ対応している暗号資産で購入することが可能。

固定価格での購入の場合は、出品者が指定した暗号資産で支払いを行う。クレジットカードで出品されていた場合は、クレジットカード決済も利用可能。また、出品者が承認した場合にのみ、クレジットカード決済でも購入可能。クレジットカード決済は一次販売でのみ利用できる。

オークションでの購入の場合は、出品者が指定した暗号資産で入札を行う。また、オークション終了5分前に入札が入った場合のために、5分間の自動延長機能も提供される。

マーケット機能

マーケット機能を使うことで二次流通の売買機能も可能。例えばNFTアートからゲームアイテム、チケットまでを幅広く扱うマーケット、あるいは特定のジャンルに絞ったマーケットなど、自由にキュレーションすることができる。

パートナー機能

TOKEN CONNECTを導入した企業は、提携のパートナーを一覧で紹介するパートナーページを作成できる。また、パートナーには、パートナーマーケット機能としてNFTの発行から販売・購入までをキュレーションできるページ機能を提供。

TOKEN CONNECTのプラットフォーム手数料は一律3.0%。

SBINFTは今月26日に暗号資産・NFTの管理と売買が行える統合型ウォレットサービス『SBI Web3ウォレット』を2023年1月にリリースすることを発表していましたが、このウォレットは『TOKEN CONNECT』でも利用可能になる予定だと報告されています。

>>「TOKEN CONNECT」の公式サイトはこちら
>>「SBINFT」の公式発表はこちら

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