ソフトバンク:ゲーム特化型チェーン「Oasys」にバリデータとして参画
ゲーム特化型ブロックチェーンのオアシス(Oasys/OAS)は2023年2月16日に、Oasysのブロックチェーンを支えるバリデータに「ソフトバンク株式会社」が参加することを発表しました。ソフトバンクはバリデータとして参加するだけでなく、ブロックチェーンサービスの構築など幅広い連携も検討しているとのことです。
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ブロックチェーンサービス構築など幅広い連携も検討
オアシス(Oasys/OAS)は2023年2月16日に、Oasysブロックチェーン上の取引を検証する役割を持つ"バリデーター"に「ソフトバンク株式会社」が参加することを発表しました。
Oasysは高速かつトランザクション手数料無料のゲーム体験をユーザーに提供することを目的として開発されたゲーム特化型のパブリックブロックチェーンであり、レイヤー1上におけるトランザクション手数料の支払い・ステーキング・ガバナンス投票などに使用することができるネイティブトークン「OAS」も発行されています。
ソフトバンクはOasysの「ユーザーやIPホルダーに配慮した優れた仕組み・高い技術力」などを評価してOasysのバリデータに参画することを決定したとのことで、『今後ソフトバンクはOASYSや参画事業者と協力しながら、ブロックチェーンサービスの検証や開発などを通して、Web3に関する技術や知見の蓄積・人材の育成・サービスの提供の検討などを行っていく』と説明されています。
Oasysの初期バリデータには「バンダイナムコ研究所、セガ、スクウェア・エニックス、ネットマーブル」など21社が参加していましたが、今回は"第二群バリデータ"として新たに4社の参画が決定したと報告されており、Oasysの公式発表では『ソフトバンクを皮切りにグローバルでも高い信頼と実績を誇る企業各社様にバリデータに追加で参加いただくことで、さらなるOasysエコシステムの拡大とネットワークの安定強化を図ってまいります』とコメントされています。
また、中期的にはOasysネットワークのさらなる分散化に向けて、カウンシルでの議論を通じて「バリデータ参加を一般に解放すること」も検討する予定とも報告されています。
「ソフトバンク」の常務執行役員兼CIOである牧園 啓市氏と、「Oasys」のディレクターである森山 大器氏は、ソフトバンクのOasys参画について次のようにコメントしています。
【ソフトバンク:牧園 啓市氏】
Oasysの柔軟でユーザー中心のアーキテクチャーは、ユーザーとIPコンテンツの保持者の双方のニーズを満たすものであり、非常に期待しています。Oasysとの連携を通して、Web3の社会実装や社会課題の解決などに向けた取り組みを推進していけることを楽しみにしています。
【Oasys:森山 大器氏】
ソフトバンクにOasysのビジョンに共感いただき、Web3事業パートナーとして選定いただいたことは大変光栄です。まずはバリデータとして参画いただくことで、Oasysチェーンの安定性およびエコシステムの拡大に繋げることはもちろん、さらなる展開として事業での連携も見据えています。ソフトバンクが持つリレーションや、ソフトバンクのグループ会社やパートナー企業とのシナジーなどを通して、ブロックチェーンゲーム産業の発展のために協業できることを楽しみにしています。
なお、Oasysのネイティブトークンである「OAS」は記事執筆時点では日本国内の暗号資産取引所に上場していないものの、先月末には暗号資産取引所ビットバンクが「近日中にOASトークンの取扱いを開始する」との発表を行なっています。
>>「Oasys」の公式発表はこちら
>>「ソフトバンク」の公式発表はこちら
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