ビットコインが使えるVISAカード?仮想通貨プロジェクト・モナコ(Monaco/MCO)とは

by BITTIMES   

仮想通貨モナコ(MCO)を発行しているMonaco社は、ウォレットアプリを提供しているだけでなく、VISAと協力して『メタル・ビザカード』を発行し、暗号通貨を実用的なものにするための取り組みを行なっています。Cryptocyrrencyを"未来のお金"にすることを目指している同社のプロジェクトの詳細と今後のビジョンなどについて紹介します。

仮想通貨が抱える問題点

仮想通貨の価格が昨年急騰した後に激しく暴落したことなどもあり、多くの仮想通貨は"日常生活で利用できるお金"としてではなく"投資の対象"として認識されつつあります。しかしこの傾向は間違いなくピア・ツー・ピア(P2P)の電子決済システムというサトシ・ナカモトのビジョンに反するものです。

極端なボラティリティによって特徴付けられている金融商品は日常生活の決済手段として利用するのには適していません。さらに、商人による仮想通貨の採用が増加しているにもかかわらず、実際に各取引で仮想通貨を使用するためには、未だに多くの問題が残っています。

現在私たちは月末にクレジットカードで費用を請求し、必要に応じて仮想通貨を換金して請求書を支払うことができます。しかし、もし突然市場が崩壊して支払うことのできない請求書が届いてしまったらどうなるでしょうか?あるいは、市場が回復する直前にそれらの通貨の大部分を売却したらどうなるでしょうか?

Monaco(モナコ)社は、このような重要な問題を解決することを目標にしています。

Monaco社の取り組み

Monaco app

Monaco社は、モナコカードとモナコウォレットアプリを通じて仮想通貨と従来の支払いインフラストラクチャとの間にあるギャップを克服しようとしている野心的な企業です。

同社が提供しているデビットカード「Monaco Visa Card」は、モナコのアプリで仮想通貨を販売できるようにすることで、顧客が資金を積み立てることを可能にしています。

このアプリとカードは、
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ライトコイン(LTC)
・バイナンスコイン(BNB)
・モナコ(MCO)
の4種類の仮想通貨に対応しているだけでなく、
・米ドル(USD)
・ポンド(GBP)
・ユーロ(EUR)
・香港ドル(HKD)
・シンガポールドル(SGD)
・日本円(JPY)
の7種類の通貨をサポートしています。

またモナコはクレジットカードの発行も計画しているため、ユーザーは保有している仮想通貨に応じて資金を借りることもできます。

仮想通貨を将来のお金に

コンセンサス2018に参加した、モナコの共​​同設立者兼マネージングディレクターであるボビー・バオ(Bobby Bao)氏とグループ戦略担当上級副社長であるエリック・アンツァーニ(Eric Anziani)氏は、自社製品や現在の活動について詳しく解説しています。

アンツァーニ氏は、同社の目指しているビジョンについて次のように語っています。

私たちのビジョンは、仮想通貨を将来のお金として普及させることです。

モナコは現在、いくつかの製品開発に取り組んでいます。
彼らは現在、顧客の投資目標とリスク許容度に基づいて顧客の保有する仮想通貨を自律的に管理する『Monaco Auto Invest』という自動仮想通貨投資プラットフォームの開発に取り組んでいます。

同社はモナコ大学を創設し、書面によるガイドと短いビデオを通してデジタル通貨とブロックチェーン技術について人々に解説しています。

またアンツァーニ氏はVISAと共に働いているMonacoでの経験について次のように説明しています。

VISAのような従来のフィンテック企業にとって重要なのは、暗号化サービスとVISAなどのサービスに大きな違いがあることです。もしあなたがそれをいち早く理解することができるのであれば、協力することは簡単です。

ICO企業へのアドバイス

モナコは2017年で最も成功したICO企業の1つでもあります。同社は仮想通貨モナコ(MCO)を発行し、約2670万ドル(約29億2,500万円)を調達しています。

バオ氏は「トークンの提供を通じての資金調達を望んでいる企業に対して、何かアドバイスはありますか?」という問いに対して次のように答えています。

ICOを予定している企業に対して私から言える最高のアドバイスは『あなたのコミュニティに耳を傾けること』です。

仮想通貨はコミュニティ主導です。
オンラインだけでなく、オフラインで対面して人と話をしなければなりません。

そしてそれらの企業のメンバーは現実的でなければなりません。
仮想通貨関連企業であることの素晴らしい点は、あなたたちが『スタートアップ』であると同時に『一般市民』でもあるということです。

これを認識することによって、顧客が"一緒に仕事をする家族"であるように感じることができるでしょう。

「仮想通貨の世界に参加する際の障壁に対処するために製品が役立っていると信じているか?」という問いに対して、アンツァーニ氏は次のように述べています。

世界人口の1%未満が仮想通貨を保有しています。アクセスと使いやすさは、実際にはまだこの市場に存在する2つの大きな課題です。当社の製品はこうした課題に真正面から取り組んでいます。

積極的な活動を続けているMonaco社は、2018年8月にライトコイン(LTC)のサポートを新しく追加しました。今後もより多くの仮想通貨に対応していくと予想される同社の取り組みには世界中から注目が集まっています。

モナコ(Monaco/MCO)の価格と購入方法

Monaco Token(MCO)の価格推移(引用:coingecko.com)Monaco Token(MCO)の価格推移(引用:coingecko.com)

Monaco社が発行しているモナコ(Monaco/MCO)は2018年8月4日の時点では、700円前後で取引されています。

今年の初め頃には2,500円近くまで上昇していましたが、仮想通貨全体の価格が暴落した際に500円を下回るまで下落し、その後は500円〜1,000円の間で推移しています。

モナコ(Monaco/MCO)は仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)などから購入することができます。

仮想通貨取引所Binanceの登録はこちら仮想通貨取引所Binanceこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

仮想通貨積立の始め方まとめ「おすすめの方法・取引所」も紹介

仮想通貨積立の始め方まとめ「おすすめの方法・取引所」も紹介

米国株で稼ぐために重要な目の付け所

米国株で稼ぐために重要な目の付け所

仮想通貨の今後|億万長者たちの様々な立場と評価と意見

仮想通貨の今後|億万長者たちの様々な立場と評価と意見

エルサルバドル政府:2021年12月21日21時21分21秒に「21BTC」を追加購入

エルサルバドル政府:2021年12月21日21時21分21秒に「21BTC」を追加購入

マネックスとコインチェックの記者会見|6日午後4時から

マネックスとコインチェックの記者会見|6日午後4時から

ラッパーT.I.:不正ICOへの関与で「75,000ドルの罰金支払い」に合意

ラッパーT.I.:不正ICOへの関与で「75,000ドルの罰金支払い」に合意

注目度の高い仮想通貨ニュース

WhaleFin:米ドル連動ステーブルコイン「DAI」取扱い開始

WhaleFin:米ドル連動ステーブルコイン「DAI」取扱い開始

カルダノ基盤ステーブルコインDjed「Ethereum・BNB Smart Chain」でも展開へ

カルダノ基盤ステーブルコインDjed「Ethereum・BNB Smart Chain」でも展開へ

Symbol(XYM)を食品分野で技術活用「第2回フードNFTを食べる会」開催

Symbol(XYM)を食品分野で技術活用「第2回フードNFTを食べる会」開催

Chiliz×Jump Crypto:5,000万ドル規模の支援プログラム「Chiliz Labs」立ち上げ

Chiliz×Jump Crypto:5,000万ドル規模の支援プログラム「Chiliz Labs」立ち上げ

PancakeSwap V3:2023年4月ローンチへ「エアドロップキャンペーン」も開催

PancakeSwap V3:2023年4月ローンチへ「エアドロップキャンペーン」も開催

Strike CEO「ハイパーインフレでBTC価格は100万ドルになる」と予想

Strike CEO「ハイパーインフレでBTC価格は100万ドルになる」と予想

コインチェック「Flareトークン(FLR)の送金機能」提供へ

コインチェック「Flareトークン(FLR)の送金機能」提供へ

GMOコイン:アスター(ASTR)取扱いへ|Amazonギフト券が当たるキャンペーンも

GMOコイン:アスター(ASTR)取扱いへ|Amazonギフト券が当たるキャンペーンも

Oasys(OAS)が無料でもらえる価格予想ゲーム「Oas Choice」を紹介|始め方・使い方など

Oasys(OAS)が無料でもらえる価格予想ゲーム「Oas Choice」を紹介|始め方・使い方など

ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|2023年3月12日〜18日

ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|2023年3月12日〜18日

Startale Labs「東京都渋谷区」と連携|Astar Network活用したWeb3事業開発を推進

Startale Labs「東京都渋谷区」と連携|Astar Network活用したWeb3事業開発を推進

IOST:Web3の開発促進に向け「Amazon Web Services(AWS)」と提携

IOST:Web3の開発促進に向け「Amazon Web Services(AWS)」と提携

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

トミ(tomiNet/TOMI)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説NEW

トミ(tomiNet/TOMI)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

ガラ(Gala/GALA)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

ガラ(Gala/GALA)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

Nippon Idol Token(NIDT)とは?基本情報・特徴・取扱う暗号資産取引所など

Nippon Idol Token(NIDT)とは?基本情報・特徴・取扱う暗号資産取引所など

米ドル連動ステーブルコインのリアルタイム価格・チャート一覧

米ドル連動ステーブルコインのリアルタイム価格・チャート一覧

エイプコイン(ApeCoin/APE)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

エイプコイン(ApeCoin/APE)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

FiNANCiEのフィナンシェトークン(FNCT)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

FiNANCiEのフィナンシェトークン(FNCT)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

人気のタグから探す