Tether社:2023年Q2の営業利益で「約65億円相当のビットコイン」を購入

by BITTIMES   

約4,540万ドル相当「1,529 BTC」を購入

代表的な米ドル連動ステーブルコイン「USDT」を発行しているTether社が、2023年第2四半期に得られた利益を用いて「1,529 BTC」を購入したことが明らかになりました。

Tether社は今年5月に「準備金ポートフォリオのさらなる強化を目的として、営業利益の最大15%を定期的なビットコイン購入に割り当てていく」と発表していましたが、今回は同社が実際に営業利益の一部をBTC購入に使用したことが報告されています。

Tether社は2023年第2四半期に約4,540万ドル(約65億円)を用いてビットコイン1,529枚を購入したとのことで、同社のCTOであるパオロ・アードイノ氏もこのことを報告する投稿を引用して『We ♥️ Bitcoin』とコメントしています。

【引用元の投稿内容】
TetherのCTOであるPaolo Ardoino氏は「四半期利益の最大15%をBTCに割り当てる戦略に従い、第2四半期に4,540万ドルでビットコイン1,529枚を取得したこと」を明らかにしました。

なお、今回購入された1,529 BTCの平均取得単価は29,692ドル(約423万円)であるとも報告されています。

2023年Q2の営業利益は10億ドル以上

Tether社は2023年7月31日に「2023年第2四半期の営業利益が10億ドルを超えたこと」を報告しており、パオロ・アードイノ氏は「テザー社は発行済みトークンの裏付けに必要な100%の準備金に加えて、さらに33億ドルを保有している」と説明していました。

2023年第2四半期の営業利益が10億ドル以上だったことを基準に考えると、そのうちの15%は「1.5億ドル」ということになりますが、今回BTC購入に割り当てられた金額は「4,540万ドル」であるため、実際には営業利益の4.54%未満がBTC投資にあてられたことになります。

なお、パオロ・アードイノ氏は7月31日の投稿で「Tether社は再生可能エネルギー生産施設の建設とビットコイン採掘にも一部を投資している」とも述べています。

テザー社は比較的慎重な姿勢でビットコイン投資を進めているようですが、同社は以前の発表で「定期的にビットコインを購入していく計画」を示しているため、今後もBTC購入は定期的に行われていくことになると予想されます。

ビットコイン(BTC)への投資を行う企業は続々と増えてきており、長期的にBTCを購入し続けている「マイクロストラテジー」もBTC購入を続けているため、今後はBTCの買い圧力がさらに高まっていく可能性があると予想されます。

>>ビットコイン関連の最新記事はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

LINE NEXT:グローバルNFTプラットフォーム専用ウォレット「DOSI Wallet」提供開始

LINE NEXT:グローバルNFTプラットフォーム専用ウォレット「DOSI Wallet」提供開始

ビットコイン採掘の難易度調整「+8.45%」で完了|半減期前後の動きにも注目

ビットコイン採掘の難易度調整「+8.45%」で完了|半減期前後の動きにも注目

ライトコインが韓国の仮想通貨ATM「13,000台以上」で利用可能に

ライトコインが韓国の仮想通貨ATM「13,000台以上」で利用可能に

BITCOIN MIXER:イーサリアムユーザー向けにサービスを拡大

BITCOIN MIXER:イーサリアムユーザー向けにサービスを拡大

Binance US「XRP取引・入金の一時停止」を発表|大手取引所で上場廃止報告続く

Binance US「XRP取引・入金の一時停止」を発表|大手取引所で上場廃止報告続く

ミームコインの枠を超えた将来性|シバイヌ(SHIB)で今後予定される複数の展開

ミームコインの枠を超えた将来性|シバイヌ(SHIB)で今後予定される複数の展開

注目度の高い仮想通貨ニュース

Solana系で注目のミームコインSLOTH、エアドロップ型プレセールで1000万ドルを突破

Solana系で注目のミームコインSLOTH、エアドロップ型プレセールで1000万ドルを突破

メタプラネット「10億円分のビットコイン」を購入|追加購入予定の報告も

メタプラネット「10億円分のビットコイン」を購入|追加購入予定の報告も

仮想通貨の時価総額「2024年末までに5兆ドルまで倍増する」リップル社CEO

仮想通貨の時価総額「2024年末までに5兆ドルまで倍増する」リップル社CEO

SHIBの人気に便乗するエアドロップ詐欺などに要注意「The Daily Shib」が注意喚起

SHIBの人気に便乗するエアドロップ詐欺などに要注意「The Daily Shib」が注意喚起

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

自動損益計算のクリプタクト「GESO Verse」と「DM2 Verse」に対応

自動損益計算のクリプタクト「GESO Verse」と「DM2 Verse」に対応

テレグラムで「深刻な脆弱性」報告|利用者が行うべき対応は?

テレグラムで「深刻な脆弱性」報告|利用者が行うべき対応は?

DFINITY Foundationがインターネットコンピュータ上の分散型グローバルアクセラレーションプラットフォームであるOlympusを発表

DFINITY Foundationがインターネットコンピュータ上の分散型グローバルアクセラレーションプラットフォームであるOlympusを発表

Solana携帯チャプター2:MEW・MANEKIのエアドロップが「スマホ本体代」をカバー

Solana携帯チャプター2:MEW・MANEKIのエアドロップが「スマホ本体代」をカバー

Web3ドメイン提供するD3社「Shibarium上でのSHIB・BONE決済」に対応

Web3ドメイン提供するD3社「Shibarium上でのSHIB・BONE決済」に対応

カルダノ(ADA)の公式商業化部門EMURGO「Huawei Cloud」と提携

カルダノ(ADA)の公式商業化部門EMURGO「Huawei Cloud」と提携

ユニスワップ「インターフェース手数料」を引き上げ|米SECの訴訟問題が関係か?

ユニスワップ「インターフェース手数料」を引き上げ|米SECの訴訟問題が関係か?

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説NEW

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

確定申告はいつからいつまで?知っておきたい「仮想通貨の税金」に関する知識

人気のタグから探す