仮想通貨決済のSlash「Mantle Network」と提携|SVLエコシステムの移行も発表

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日本市場における事業展開を推進

暗号資産決済サービス「Slash Web3 Payments」を展開する「Slash Fintech」は2024年1月30日に、モジュラーブロックチェーンである「Mantle Network」と日本市場における事業展開推進を目的とした戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。

マントルネットワーク(Mantle Network/MNT)は「Optimistic Rollup」の技術とEigenLayerが構築する「Eigen Data Availability」を組み合わせたモジュラーブロックチェーンであり、高いセキュリティと分散性・コスト削減を実現しています。

Slash Paymentは2024年1月に「Mantle Network」に対応して、Mantle Networkを通じた低コストな即時決済を実現していましたが、今後は今回の提携を通じて日本やアジア市場でのMantle Networkの普及を推進するとともに、中長期的な成長と企業価値の向上に取り組んでいくと説明されています。

SVLエコシステムをMantle Network上に移行

(画像:Slash Fintech)(画像:Slash Fintech)

今回の発表では、Mantle Networkとの戦略的パートナーシップを通じて、Slash Vision Labs Token(SVL)のエコシステムをMantle Network上に移行することも発表されています。

Slash Vision Labs Token(SVL)は、2024年上半期に暗号資産取引所への上場が予定されているSlashの独自トークンであり、SVLを基軸としたSVLエコシステムでは、Vote Escrowed Tokenである「veSVL」を採用したインセンティブ設計によって、veSVL保有者に事業収益を還元する新しい決済ビジネスの構築が予定されています。

SVLエコシステムは元々イーサリアム上で構築される予定だったものの、「高額なガス代の問題でエコシステム設計が困難だったこと」や「L2及びモジュラーブロックチェーンの普及による個別最適化された市場構造への対応」を考慮をして、SVLエコシステムをMantle Network上に移行することが決定されたと説明されています。

同社の決済ビジネスで発生した収益は「$MNTの買い上げ」に100%使用されるとのことで、veSVL保有者にはリワードとして$MNTが付与され、さらに報酬プールに振り分けられている$SVLも同時に付与される事になるとも報告されています。

また、今後は「Slash Paymentのマルチチェーン対応」と「各市場における導入数増加」を目指すだけでなく、本来的な事業/顧客ニーズに対応した決済事業の多角化も予定していると説明されています。

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