ビットコイン「円建て過去最高値更新&時価総額1兆ドル突破」現物ETFも好調
BTC価格「52,000ドル」突破|時価総額1兆ドル超え
ビットコイン(BTC)の価格は2024年2月14日に51,000ドル(約766万円)を突破し、BTCの時価総額は1兆ドル(約150兆円)を超えた。
その後もBTCの価格上昇は続いており、2024年2月15日時点のBTC価格は52,043ドル(約782万円)、時価総額は約1兆200億ドル(約153兆円)と報告されている。
2024年2月15日 ビットコインの価格上昇(画像:CoinMarketCap)
株式・コモディティの時価総額ランキングでは10位
ビットコインの時価総額は昨年12月時点で「テスラ」や「バークシャー・ハサウェイ」を超えており、記事執筆時点における株式・コモディティの時価総額ランキングでは10位にビットコインがランクインしている。
7・8・9位には「Amazon・銀・Meta」が並んでいるが、2021年10月の価格高騰時には一時的に「Meta(旧:Facebook)」の時価総額を超えて8位にランクインしていたため、今後も価格上昇が続けば再びMetaの時価総額を超える可能性もあると予想される。
(画像:Infinite Market Cap)
発行枚数が2,100万枚に限られているビットコインは「金に変わる価値の保存手段」として世界的に注目されており、最近では「投資家たちは金からビットコインへと移行し始めている」とも報告されているため、将来的には金と同等かそれ以上の資産クラスに成長する可能性があると期待されている。
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IBITの運用資産は「100,000BTC」を突破
ビットコイン価格上昇の背景には、今年1月に米国で取引が開始された「現物ビットコインETF」の影響があるとされている。
現物ビットコインETFにはローンチ移行に多額の資金が流入しているため、現在はETF発行企業がその価値を裏付けるために大量のビットコインを購入していると報告されている。
最も資金流入額が大きいビットコインETFは、世界最大の資産運用会社BlackRock(ブラックロック)の「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」だが、2024年2月13日のデータでは「IBITの運用資産が10万BTCを突破して、保有BTCが105,280 BTCになった」ということも報告されている。
IBITの運用資産が10万BTCを突破(画像:ishares.com)
BTCがETFの歴史を塗り替える
日本円建ての過去最高値も更新
ビットコイン価格は今回の上昇で「日本円建ての過去最高値(約780万円)」を更新したが、米ドル建ての過去最高値(約69,000ドル)にはまだ到達していないため、今後も過去最高値更新に向けた長期的な価格上昇は続くと予想されている。
2024年4月には本格的な強気相場の節目としても捉えられている「半減期」も予定されており、アナリストや専門家からは『BTC価格は半減期後に10万ドル(約1,500万円)を超える』という価格予想も多く語られているため、今後の動きにも注目だ。
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