カルダノのオープンソース開発を推進「PRAGMA」設立|dcSpark・Sundae Labsなども参加

by BITTIMES

非営利オープンソース協会「PRAGMA」設立

カルダノ(Cardano/ADA)を支えるカルダノ財団は2024年4月22日に、Blink Labs・dcSpark・Sundae Labs・TxPipeと共同で「PRAGMA」と呼ばれる非営利のオープンソース協会を立ち上げることを発表しました。

dcSparkは「Flint Wallet」などを展開しているカルダノ関連企業で、Sundae Labsはカルダノ基盤の分散型取引所(DEX)である「SundaeSwap」を展開しています。

PRAGMAは、ブロックチェーンソフトウェアプロジェクトを対象とした会員制の非営利オープンソース協会で、カルダノやその他のブロックチェーンのオープンソースエコシステムを育成することを目的としていると説明されています。

?PRAGMAを発表!?

Blink Labs・dcSpark・Sundae Labs・TxPipeと共に、会員制オープンソース協会の一員となれることを誇りに思います。

PRAGMAはブロックチェーンソフトウェアとカルダノのオープンソースエコシステム育成に焦点を当てます。

同協会は大規模採用を目指す開発者向けにオープンソースツールを構築するソフトウェアエンジニアのチームであるとのことで、協会の目的や今後の取り組みなどについては以下のように報告されています。

PRAGMAの目標

PRAGMAが最初に掲げる主な目標は「既存のプロジェクトをサポートして、その発展を支援し、カルダノのオープンソースエコシステムを育成すること」にある。また、必要に応じて新しい有益なツールの開発・導入も支援する。

オープンソースの仕組みを採用することによって、特定の企業のニーズを満たす技術を推進しながら、すべての開発者が将来のネットワークに向けてツールを構築・改善できる平等で革新的な場所を確保し、コミュニティをサポートすることができる。

PRAGMAは、アクセシビリティ・包括性・社会的影響を重視しながら、公共の利益に役立つ無料で利用できる高品質なソフトウェアを開発している。

長期的には「PRAGMAがブロックチェーン関連のオープンソースプロジェクトの中心地となること」を目指している。

第一段階の取り組み:Amaru

PRAGMAは第一段階で、選ばれた一部のプロジェクトに焦点を当てた取り組みを行う。この重要なプロジェクトの1つが、カルダノブロックチェーンの代替Rustノードクライアントとなる「Amaru」である。(※Rust:オープンソースのプログラミング言語)

Amaruは、既存のHaskellノードと完全に相互運用可能な形で並行して実行できるノードクライアント。(※ノードクライアント:ブロックチェーンネットワークに接続し、そのネットワーク内で特定の役割を果たすコンピュータプログラムやソフトウェアのこと)

当初はクライアント・アプリケーションのエントリポイントとしての使用されることを目的としているが、最終的には豊かなオープンソースエコシステムを育成しながらプラットフォームの分散化をさらに高めるために、Haskellノードと並行して実行される完全なブロック生成ノードになることを目指している。

第二段階の取り組み:Aiken

第二段階では、カルダノにおけるスマートコントラクトの開発を簡素化&強化するために特別に作成されたスマートコントラクトプラットフォーム「Aiken」に取り組む。

Aikenは、アクセスしやすい最新のプログラミング言語であり、他のツールや言語と簡単に統合できるように設計された学習しやすい構文で提供、開発者の期待を満たす様々な最先端機能が含まれている。

なお、2025年に予定されている次のフェーズに入ると、カルダノエコシステム内のより多くの開発者向けにメンバーシップが解放されることになる。

PRAGMAの詳細やロードマップなどは「PRAGMAの公式サイト」で確認することができます。

>>カルダノ関連の最新記事はこちら

Cardano (ADA)
89.90 JPY (9.70%)
0.618527 USD
RANK

10
MARKET CAP

$21.82 B USD
VOLUME

$1.36 B USD

カルダノ財団発表

仮想通貨ニュース|新着

トランプ大統領、中国を除いて関税90日間停止を発表|ビットコイン82,000ドルまで回復NEW

トランプ大統領、中国を除いて関税90日間停止を発表|ビットコイン82,000ドルまで回復

WFP USA、80種類以上の仮想通貨寄付に対応|アルトコインやミームコインも受け入れNEW

WFP USA、80種類以上の仮想通貨寄付に対応|アルトコインやミームコインも受け入れ

「2028年末までにXRPの時価総額はETHを超える」スタンダード・チャータード銀行NEW

「2028年末までにXRPの時価総額はETHを超える」スタンダード・チャータード銀行

アービトラム、ガバナンス投票権買収で懸念広がる|従来のDAOモデル崩壊かNEW

アービトラム、ガバナンス投票権買収で懸念広がる|従来のDAOモデル崩壊か

トランプ大統領の対中関税104%「ビットコインにとって好材料」ティム・ドレイパー氏NEW

トランプ大統領の対中関税104%「ビットコインにとって好材料」ティム・ドレイパー氏

マスターカード、1.5億以上の加盟店で「ビットコイン決済」が可能に|クラーケンと提携NEW

マスターカード、1.5億以上の加盟店で「ビットコイン決済」が可能に|クラーケンと提携

仮想通貨入門 - 基礎知識

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

市場分析・価格予想

ビットコイン、関税の嵐を乗り切る「安全資産」としての可能性|バイナンスレポートまとめ

ビットコイン、関税の嵐を乗り切る「安全資産」としての可能性|バイナンスレポートまとめ

仮想通貨市場も急落「米国関税の90日間停止」を要求|パースカント社CEOビル・アックマン氏

仮想通貨市場も急落「米国関税の90日間停止」を要求|パースカント社CEOビル・アックマン氏

「金とビットコインが新たな準備資産に」米国債と株式の時代は終焉へ|アーサー・ヘイズ氏

「金とビットコインが新たな準備資産に」米国債と株式の時代は終焉へ|アーサー・ヘイズ氏

ビットコイン価格8万ドル割れ、ブラックマンデー再来で上昇予測も

ビットコイン価格8万ドル割れ、ブラックマンデー再来で上昇予測も

「ビットコインはヘッジとして機能」ウォール街が暴落する中でBTCが支持を得る

「ビットコインはヘッジとして機能」ウォール街が暴落する中でBTCが支持を得る

トランプ関税ショックでビットコイン価格急落|仮想通貨市場は回復するのか

トランプ関税ショックでビットコイン価格急落|仮想通貨市場は回復するのか