オアシス(OAS)40%超の価格高騰「SBIホールディングス」と戦略的提携

by BITTIMES

OASの流動性向上・エコシステム強化などで協力

ゲーム特化型ブロックチェーンのオアシス(Oasys/OAS)は2024年8月29日に、SBIホールディングスと戦略的パートナーシップを締結し、資金調達を実施したことを発表しました。

オアシス(Oasys/OAS)は、2022年12月にメインネットをローンチしたゲーム特化型ブロックチェーンであり、バンダイナムコ研究所・SQUARE ENIX・SEGA・Ubisoft・Netmarbleなどといった多数の有名企業がバリデータとして参加していることでも知られています。

Oasysの仮想通貨であるOASトークンは2023年5月にSBIグループの暗号資産取引所「SBI VCトレード」に上場していましたが、今後はSBIグループのあらゆるリソースを活用して、OASトークンの流動性向上・エコシステムの強化に取り組んでいくと説明されています。

Oasys関連ゲームトークンの上場なども予定

具体的には、Oasys上のコンテンツやゲームトークンとの相乗効果も見据えながら、Oasysエコシステムの成長を加速させていくことを予定しているとのことで、以下のような様々なことを検討していると報告されています。

  • SBIグループとOasysの共同キャンペーンやセミナー開催
  • SBI Web3ウォレットへのOasysチェーン追加
  • Oasys関連のゲームトークン上場

Oasysでは、ガス代無料の高速取引が可能なレイヤー2(Verse-Layer)を展開することが可能で、現在は様々な企業がOasys基盤のレイヤー2や独自トークンを展開しています。

今後はこれらのOasys基盤トークンがSBI VCトレードに上場することになると予想されるため、SBI VCトレード側からの新たな発表などにも注目です。

SBIホールディングス・Oasys代表者からのコメント

SBIホールディングスの代表取締役会長兼社長である北尾 吉孝氏と、Oasysの代表である松原 亮氏は、今回の提携について次のようにコメントしています。

【SBIホールディングス:北尾 吉孝氏】
Oasysは日本発祥のゲームにおける利用に特化したブロックチェーンプラットフォームとして、開始当初から初期バリデータとして複数の世界的に有名な大手ゲーム開発企業が名を連ねるなど、極めて有望なプロジェクトだと認識しております。

当社グループは、2016 年の米Ripple社、2017年の米R3社への出資をはじめ、ブロックチェーン・暗号資産領域において早い時期から積極的な種まきに注力しており、多様な商品・サービスを提供できる生態系を構築してきましたが、Oasysとの提携を通じて、更なるブロックチェーンのユースケース拡大に尽力したいと考えています。

【Oasys:松原 亮氏】
Oasysのパートナーによる多くのゲームが今後リリースされる中、それらの成功とOasysのさらなる成長を支えるために、適切な資金と流動性を確保することが求められます。

この課題に取り組むために、強力な支援者が必要でした。米国には著名なVCが存在し、中華圏には強力な取引所グループがいますが、日本発のプロジェクトであるOasysのパートナーとして、日本最大級の金融コングロマリットであるSBI様と歩んでいくことが最適であると確信しました。

SBIグループは、これまでのパートナーシップを通じて、Web3プロジェクトを常に成長させてきました。日本のWeb3コンテンツを世界へ放つ発射台となるため、同社と全力で取り組んでいきます。

仮想通貨OASは1週間で70%以上の価格高騰

仮想通貨OASの価格は、今回の発表を受けて過去24時間で43%近く高騰しており、過去1週間の価格上昇率は70%に達しています。

OAS価格は今月5日に0.027ドル(約3.91円)まで下落していたものの、記事執筆時点では0.052ドル(約7.53円)まで回復しているため、今後のさらなる回復や過去最高値更新には期待が高まっています。

2023年11月21日〜2024年8月30日 OAS/USDの1日足チャート(画像:TradingView)2023年11月21日〜2024年8月30日 OAS/USDの1日足チャート(画像:TradingView)

Oasys (OAS)
2.69 JPY (-1.25%)
0.017942 USD
RANK

403
MARKET CAP

$70.58 M USD
VOLUME

$500.78 K USD

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=144.82円)

>>Oasys(OAS)関連の最新ニュースはこちら

Souce:Oasys公式発表SBIホールディングス公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikの画像を用いて作成

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