Symbol活用した「フルオンチェーンNFT賞状」を採用:アニメ×ゲームジャム in 京都
紙の賞状+フルオンチェーンNFT賞状を贈呈
シンボル(Symbol/XYM)のブロックチェーン技術を活用したフルオンチェーンNFT形式のNFT賞状が、ゲームエンジンでアニメを作るハッカソン「アニメ×ゲームジャム in 京都」の受賞式で採用されたことが明らかになりました。
「アニメ×ゲームジャム in 京都」は、株式会社ツクリエが京都市から運営受託をするプロジェクト「KYO-CCE Lab」がNPO法人アニメ産業イノベーション会議(ANiC)と共催したハッカソンで、2024年9月22日には「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2024」連携イベントとして優秀作品の授賞式が実施されています。
この授賞式では通常の賞状も贈呈されていますが、それに加えてSymbolのブロックチェーンを基盤とするフルオンチェーンNFTを活用したデジタル賞状も贈呈されたと報告されています。
フルオンチェーンNFTとは、対象コンテンツに関連する全てのデータがブロックチェーン上に記録されたNFTのことであり、元データの保存先リンクやデータ所有権などの一部情報のみをブロックチェーン上に記録した一般的なNFTよりも信頼性が高い設計となっています。
スマホ読み取り用カードやNFT専用アルバムも
今回の授賞式で発行されたNFT賞状は、ブロックチェーン技術を活用したフルオンチェーンNFTデータアーカイブ事業を運営する「合同会社パレットリンク沖縄」の協力のもとで発行されたものとなっています。
合同会社パレットリンク沖縄は、Symbol関連のサービス提供で知られる「株式会社NFTDrive」とパートナー契約を締結しており、大切な想い出を永続的に保存するサービス「NFT次世代写真館UMUI®~うむい~」を運営しています。
「アニメ×ゲームジャム in 京都」の受賞式で発行されたNFT賞状では、デジタル賞状とセットで発行されたスマホ読み取り用のカード「UMUI LOCKETⓇカード」を使用することによって、瞬時にNFT専用アルバムにアクセスし、アルバムの中から選択したブロックチェーン上のデジタル賞状を手軽に表示することができるとのことです。
なお、受賞者に贈呈されたデジタル賞状には、各チームの受賞作品のサムネイルも掲載されています。
「UMUI LOCKETⓇカード」でNFT専用アルバムにアクセス(画像:株式会社ツクリエ)
フルオンチェーンNFTでは、様々なデータを改ざんが極めて困難な形で半永久的に記録することができるため、この技術を賞状に活用することによって、受賞の実績にイベント参加時の想いを合わせて半永久的に受賞記録を残すことができると期待されています。
最近では、石破首相が率いる新内閣でブロックチェーンやNFTを活用した「地方創生2.0」を推進していく方針なども語られているため、今後は日本国内でブロックチェーンやNFTを活用した取り組みがさらに増えていく可能性があると期待されます。
地方創生にNFT活用
Souce:株式会社ツクリエ公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用