進化を続けるSHIBエコシステム、主任開発者が「TREAT・WHY Combinator」などについて説明

by BITTIMES

TREAT・BONE・Shibariumなどの説明記事を公開

シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)のリード開発者であるShytoshi Kusama氏は2025年1月11日に、SHIB関連トークンである「TREAT・BONE」や「Shibarium」のユーティリティについて説明する記事を公開しました。

SHIBでは2025年1月14日20:00に「TREAT」と呼ばれる新トークンがローンチされますが、Shytoshi Kusama氏は記事の冒頭で「TREATは"エンゲージメントとアクセスのためのトランザクション報酬"を意味する」と説明しています。

この新トークンはSHIBの大規模エコシステムと連携してエコシステムをさらに拡張させるように設計されているようで、今回の記事では「SHIBを支える36の技術要素」や「WHY Combinator」と呼ばれる新しいプログラムについても説明がなされています。

36の技術要素(36 Chambers of Tech)

SHIBエコシステムでは、人工知能(AI)・完全準同型暗号(FHE)・Shibarium・Web3ゲーム・メタバース・分散型IDなどといった様々な技術やサービスが開発されていますが、Shytoshi Kusama氏は今回の記事で「SHIBチームが30以上の技術要素を完成させたことを誇りに思う」と語っています。

同氏によると、SHIBチームはこれらの技術を構築することによって、誰もが迅速かつ効率的にWeb3分野へ参入できるようにすることを目指しているとのことで、「Powered by Shib」を「Powered by Google」と同じくらい一般的にすることを目指しているとも説明されています。

「36 Chambers of Tech」はこれら36の技術要素を指す言葉として名付けられたもので、現在はこれらのモジュール型システムが実際のシナリオで機能することを確認することに重点を置いているとも説明されています。

新プログラム「WHY Combinator」

WHY Combinatorは「なぜこの製品が必要なのか?」という質問に簡単に答えられるようにするために設計された分散型プログラムであると説明されています。

SHIBチームはこのプログラムを通じてSHIB関連の技術が多くのプロジェクトやスタートアップに採用されることを目指しているとのことで、創設者が深い目的意識を持つことによって長期的な持続可能性と影響力を高めることができるとされています。

また、SHIB関連の技術活用が進めば、柴犬ネットワーク国家のOSがどのように採用・利用されるかを世界に示すことができ、これによってさらに技術採用が進み、理想的には分散型自律組織(DAO)の収益も増加すると説明されています。

TREATの役割について

TREATについては、その正式名称である「Transactional Rewards for Engagement & Access Token(エンゲージメントとアクセスのためのトランザクション報酬)」がトークンの役割を端的に表していると説明されています。

具体的には、SHIBコミュニティメンバーが適切に報酬を得られるよう、多くのプロジェクトでエンゲージメントに基づく「TreatDrops」を設計しているとのことで、これによってメタバースを試したり、Shiboshiを所有したり、新しいプロトコルに参加する動きを奨励できるとされています。

BONEやShibariumについて

BONEは、SHIB関連のイーサリアムL2である「Shibarium」のガストークンとして知られていますが、今後はBONEがさらに重要な役割を担うようになると伝えられています。

具体的には、Shibariumでは新たに「レイヤー3」や「ロールアップ」を構築する計画があるため、これによってShibarium上でさらに多くのトランザクションが行われるようになり、トランザクションではBONEが必要となるため、BONEの利用機会が増加すると期待されています。

また、Shibariumはトランザクションデータを保存して誰でもアクセス・検証できるようにする「データ可用性レイヤー(DAL)」としても機能するため、そのような面でもBONEが重要な存在になるとされています。

SHIBエコシステムでは「SHIB・BONE・LEASH・TREAT」などといった複数のトークンが発行されているため、一部では"特定のトークンが雑に扱われている"といった誤解が生まれていますが、実際にはそれぞれのトークンが異なる目的で重要な役割を果たしています。

また、各トークンやソリューションはそれぞれがSHIBエコシステム全体を成長させるように設計されているため、SHIB関連の技術を活用するサービスやプロジェクトが増加すれば、SHIBエコシステム全体の成長にもつながると期待されます。

SHIBでは本日20日に「TREATの主要取引所上場」が予定されていますが、Shytoshi Kusama氏は今回の記事の最後に「新たなパートナーの発表」も示唆しているため、今後の発表などにも注目です。

>>SHIB関連の最新ニュースはこちら

Souce:Shytoshi Kusama氏の記事
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shytoshi Kusama氏の記事から引用

仮想通貨ニュース|新着

金融庁、仮想通貨を「金融商品」と位置付けインサイダー規制導入へ=報道NEW

金融庁、仮想通貨を「金融商品」と位置付けインサイダー規制導入へ=報道

仮想通貨ニュース週間まとめ「BTC/DOGE準備金・ビットコイン価格予想・規制緩和」などの注目記事

仮想通貨ニュース週間まとめ「BTC/DOGE準備金・ビットコイン価格予想・規制緩和」などの注目記事

エルサルバドル企業、初のトークン化プロジェクトで複合施設を建設

エルサルバドル企業、初のトークン化プロジェクトで複合施設を建設

「ビットコイン時価総額は500兆ドルに」金や不動産が価値を失う|セイラー氏予測

「ビットコイン時価総額は500兆ドルに」金や不動産が価値を失う|セイラー氏予測

米国上院議員、トランプ大統領のWLFIやUSD1に懸念表明|規制当局に対応求める

米国上院議員、トランプ大統領のWLFIやUSD1に懸念表明|規制当局に対応求める

「政府での技術採用=投機とは異なる長期保有」カルダノ創設者が仮想通貨準備金にコメント

「政府での技術採用=投機とは異なる長期保有」カルダノ創設者が仮想通貨準備金にコメント

仮想通貨入門 - 基礎知識

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

市場分析・価格予想

ビットコイン価格「FRBの金融緩和・トランプ大統領の関税緩和」で底を打つ|10xリサーチ創設者

ビットコイン価格「FRBの金融緩和・トランプ大統領の関税緩和」で底を打つ|10xリサーチ創設者

ビットコイン価格86,000ドルに回復|パウエルFRB議長「インフレのペースを緩める」

ビットコイン価格86,000ドルに回復|パウエルFRB議長「インフレのペースを緩める」

ビットコイン「100万ドル到達時に売る?売らない?」Redditユーザーの白熱議論

ビットコイン「100万ドル到達時に売る?売らない?」Redditユーザーの白熱議論

「ビットコインは究極の基軸通貨へ」25万ドルは始まりに過ぎない|ティム・ドレイパー氏

「ビットコインは究極の基軸通貨へ」25万ドルは始まりに過ぎない|ティム・ドレイパー氏

ビットコイン底値7万ドル?アーサー・ヘイズ氏「金融緩和の機を待て」

ビットコイン底値7万ドル?アーサー・ヘイズ氏「金融緩和の機を待て」

セイラー氏、ルミス議員らが登壇「米国がビットコイン導入の先頭に」BPI主催サミット

セイラー氏、ルミス議員らが登壇「米国がビットコイン導入の先頭に」BPI主催サミット