モンテッソーリ幼稚園が年間410万円の授業料をビットコインで受付開始
ニューヨーク市にある私立幼稚園「 The Montessori(モンテッソーリ)」は、今年 6月からビットコイン、イーサリアム、ライトコインでの授業料の受付を開始した。
同幼稚園では数年前から多くの保護者から「授業料をビットコインで支払いたい」との声が上がっていた。
彼らの多くはビットコインの早期投資家たちで、大きな資産を構築することができたことで資産を子供の教育に使いたいと考えたようだ。
保護者からの強い要望が続いたこともあり、今年から暗号通貨での授業料支払いへと踏み切った。
The Montessori の創設者である Marco Ciocca(マルコ・チョッカ氏)は「将来を考えれば暗号通貨での授業料支払いは年々増加することは分かっている。これから支払いの大部分が暗号通貨になってくるのであれば、今回の件は驚くほどのことではない。」と話している。
授業料の支払いは coinbase のシステムを利用することで可能となったが、驚くべきなのは年間 37,750ドル(約 410万円)を超える高額な授業料だ。
これだけ高額な授業料だが多くの保護者がモンテッソーリ教育を選択するのはなぜだろうか?
将棋の藤井四段もモンテッソーリ教育を受けていた
最近、最年少最多連勝記録を打ち立てた棋士の藤井聡太氏(四段・14)もモンテッソーリ教育を受けており、
Google の創設者である Sergey Brin(サーゲイ・ブリン氏)Larry Page(ラリー・ペイジ氏)、Microsoft の Bill Gates(ビル・ゲイツ氏)も同教育法を受けている。
モンテッソーリ教育は、20世紀初頭イタリアの教育者であり医師であるマリア・モンテッソーリ氏によって開発された教育方法で、
教室内で可能な限り子供達を自由に活動させ「自立している。かつ有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学びつづける姿勢を持った人間に育てる」ことを理念とした教育法である。
モンテッソーリ教育が数々の天才たちを生み出した教育法ならば、高額な授業料も確かに納得できる。
こうした「子供たちの未来への投資」にビットコインが使用されるのは業界としても、非常に意味ある出来事だったと考えられる。